とんでもない回だ。しらせはなぜここに来たのか、ここに来た時点でゴールだった彼女はそんな悩みが出てきてしまった。実際着いた瞬間出たのはざまーみろ!であった。
しかし、しらせは強い。日向やキマリ、ゆづきみんなをまとめるリーダー的存在でもあり、さらにその芯の強さで何回も彼女たちを救ってきた。自分と対話をし、母親が亡くなったとされる場所へ向かった。
キマリの「連れてきてくれてありがとう」で泣きそうになったと思ったら、しらせの母親が元々いた場所にたどり着いた時他の3人は迷わずしらせの母親、貴子の遺品を探し、彼女がいたという証明をみつけようとした。
そして見つかったのは1つのPC。
そしてその中に何かあったかと言われればそうでは無いのだが、しらせが「Dear お母さん」と送っていた3年分の思いが次々とPCのメールフォルダに入っていくシーンはアニメ史でも燦々と輝く名シーンだろう。
お母さんを呼び続け泣くしらせ。そして彼女の声を聞いてなく3人。美しすぎて何も言えない。
最終回は次。最後までこの4人を見届けたい。
強すぎる。
ずっと母を追って南極を求め続けて、いざたどり着いてみても、大きな変化がない。
内陸に行っても、何も変わらなければ、ずっと母への思いにとらわれ続けてしまうのでは、という怖さ。
それでも、信じてくれる友達とともに、内陸へ。母が残したものはないか?諦めかけるしらせと、諦めない3人。発掘されるパソコン。
母のパソコンには、3年前からしらせが送り続けたメッセージが次々と。このシーンのためにずっとメールの描写をしてきたの、強すぎる。
うぉおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた!!!
内陸旅行に行くか迷う報瀬。
お互い放っとけるっていうのはいい友達の証拠。
なかなか友達が出来なかった結月にとって、何よりも嬉しい言葉だよね。
「そこに着いたらもう先はない。終わりなの。もし行って何も変わらなかったら、私はきっと一生今の気持ちのままなんだって」
ずっと頑張ってなんとか辿り着いた場所、でもそれが終わって虚無になるの怖いもんね。
それでも行くと決心。
母のいた証を必死で探してくれる友達。
見つかったパソコンのパスワードは恐らく報瀬の誕生日で、開いたメールからは報瀬が幾度となく母に送った大量のメール。
報瀬がお母さんを想う気持ちの大きさみたいで、涙が止まらなかった。
おそらく原案では、
締めくくりを想定して企画したエピソードだったんじゃないかな。
だから、このタイトルになったんだよ。
「もっと描きたい」と求めるスタッフがいたのかも。
気持ちって意外とぼんやりとしていて、すぐ実感って沸かないものなんだよな。
けど最後に受信されるメールで、3年間積もった母への想いが形になって現れるっていうのがあまりにも粋な演出。本当に最高。
そうやって今までの想いを確かめ直してみてようやく湧いてくる感情があるんだな。
涙が止まらない。
母を追いかけて辿り着いた南極、だけどそこで新しい自分を見つけられなければ変われなければ母の亡霊を追うだけの暗闇から脱せない。
そして、南極まで来て報瀬が見つけたもの、それはかけがえのない友達と青春と気付かされる。
最後の報瀬が母に送り続けたメールが濁流のように受信されるシーンは感動のパワーが強すぎる。でも、悶々とした思いをどう晴らしていいのか分からなかった報瀬の思いがようやく晴れたことを象徴するシーンでもあると思った。
・実はキマリの物語は5話の時点で完結していた→親友との別れと赦し、そこからの旅立ちで、キマリは既にキャラクターとしての成長を終えていた
・そこで6話以降から本格的に主役の立ち位置についたのが報瀬→報瀬の物語は南極に行き、母の死とどう向き合うかという『答え』を見つけない限り終わらない
・報瀬が送り続けた、母への想いがこめられた何百通ものメール→メールはちゃんと南極に届いていた→報瀬は本当の意味で母の死を理解し、号泣する→報瀬の物語がゴールに到達か? というところで次回最終回!
PC発掘で涙出そうになって、その後の怒涛のメール着信が今までの気持ちが溢れ出しているかのようで涙出た。
お母さんのいた南極の地にいざ着くと、消極的になっちゃう、しらせの気持ちも理解できる。着いちゃうとお母さんの死という現実を否応なく突きつけられるから。
そんな中、本人が決断を下すまで静かに見守ったり、お母さんの遺したものを必死に探してくれるキマリ達。お母さんはいなくなってしまったけど、代わりに大事な友達ができたのが、しらせの救いになるんじゃないかなぁ。
南極に来るというすごいことをしておきながら、やることはカップ麺を凍らせたりバナナで釘を打ったり。ここはやっぱり女子高生なのだなあと笑わされました。
メーラーを開くまでごくわずかな望みを心のどこかで信じていたんだな……。涙腺が無駄に硬い私だけどちょっと来ちゃった。このシーンのために2周目してもいいな。
きっと届くと信じて送り続けたメールが未読状態のまま積み上がっていくのをみて、お母さんへの想いを思い出したしらせちゃん。感情を溢れさせる事ができてスッキリできたんじゃないかな。
泣いた
これは……。よくデジタルは心がないみたいな浅い意見を目にするけど、デジタルであろうがアナログであろうがそこに人が携わっていれば何も関係がない。人がそれを残した。それこそが重要なのであって情報の種類なんてどうでもいいことだということがよくわかるいいエピソードじゃった。
たった1話でよくこのクライマックスを描いたな。
最後にメール受信で今までの想いが蘇ったのだろうか。
気持ちの精算ができた?
ざーさんの泣き演技ずるいわ…
メール未読はつらい
もうちょっとだけ続くんじゃ
母親が居なくなったという事実がいまいち理解出来ずに過ごしていた中学生時代、そして目的の地に近づくにつれて感じる不安。到着前日に何のために自分が何をして、何故ここにいるのかバイトで稼いだお金を確認して考えると各描写が良かった。最後に見つかったPCの画面を見て、それまで何百通も母親宛に送っていたメールが手元に表示され、母親は居なくなってしまったんだと改めて理解してしまった場面を見て涙が止まらなかった。目的地に行くべきか助言せず本人の意思に任せたものの、本人より率先して遺品を探し出したり、扉の向こうで一緒に悲しんだりと本当に彼女は良い友人達に巡り会えたんだなと思いました。
キマリのとことんな優しさが印象的でしたね。野暮ったいくらいに親身になって、でもそれが決して嫌味にならないところが素敵でした。