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名前のない上級生などの謎を随所に散りばめ、それを終盤に向けて回収しながら、魔女の起源、名塚底根、ワルプルギスの夜の正体といった新しい要素も上手く織り込んだストーリーは、見ごたえがあった。映画館で見る価値は十分にあったと個人的には思っている。

ただ、残念に思った点もある。

個人的に『まどか☆マギカ』は、まどかとほむらの物語だと思っている。
TV版は、まどかが全ての魔法少女を救う、博愛と自己犠牲の物語
『叛逆の物語』は、ほむらが円環の理からまどかを引き離す、エゴの物語
だと考えている。

円環の理から引き離されたまどかは、ある意味では、自分の願いを捻じ曲げられたとも言える。
そのため、『ワルプルギスの廻天』では、まどかがほむらのことをどう思っているのか、という点を個人的には注目していた。

しかし、そこについての描写は非常にぼんやりとしていたように感じた。
一度しか見ていないため、見落としがあるかもしれないが、最終的にまどかは、ほむらに感謝しつつも円環の理へと戻っていったように見えた。

個人的には、もっとまどかとほむらが直接対話する場面を見てみたかった。
まどかは円環の理から引き離されたことをどう思っているのか、本当に円環の理へと戻ったのか。そこをもう少しはっきりと判断できる描写が欲しかった。

続編があるような終わり方だったので、その辺りは続編で描くつもりなのだろうか。
続編はあってもいいのだが、『叛逆の物語』から13年は流石に長過ぎる。やるなら3年くらいでお願いしたいところである。



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