くるみが豪ドル円のチャートとにらめっこしているだけなのに、妙な迫力と緊張感のある描写だった。
やってはいけないことを次々と重ねていく姿にこちらまでヒヤヒヤしたが、人間の精神的な弱さや脆さを描いているようにも映った。
正しい選択であるはずの損切りをした人が損失を出し、損切りできなかったくるみが利益を出すという皮肉な結果は、「損切りしなきゃ、だめ……?」というサブタイトルにも表れていると思う。
利益が出てしまったことで、今後くるみが「あの時上手くいったから、損切りしなくても良いのでは?」という判断基準を作ってしまったようにも感じた。
今回は、くるみの運が良かっただけだが、この経験から何を得たのかが今後の展開にも影響してくるのだろう。
萌智子の表と裏の顔も不気味。
表向きは良き相談者でありながら、内心ではくるみを「強欲のメス豚」や「良いサンプル」と呼び、くるみに利益が出たことを「面白くない」と言い捨てる。
他人の不幸を望むような萌智子と、くるみが今後どのような関係を築いていくのかも気になる。