ここにきて昔話きたの良すぎ
過去回。想像したよりも家族的な師弟関係で、修行風景と家庭的な思い出とが交互に示される一枚絵繋ぎの時間経過が面白い味わいでした。茶太郎と夜胡が行っていたミタマ鎮め依頼ポストの回収を同じように行っていた絵にほっこりしました。
尽義(と幸人)が脈継ぎとしての衣装ではなく、一般的な格好をしていたのが、はっとさせられる光景でした。遊びに近い(生得的な術の能力に慣れ親しむ)段階で師匠と別れたんだと思うと、今まで考えていたのと少し印象が変わって感じられました。脈継ぎとしての元服の儀、みたいのもあっただろうと想像して、楽しかったです。
想像といえば、冒頭あたりでちらっと映った井戸が、地下に霊脈があると認識してるこの島では井戸を掘るにもちょっとした儀式があるんじゃないかと想像しました。ちょっとずつ日常的なものの中に違う感覚が入れることができるようになるような感覚が、観ていて好きだと思います。
伊吹朱の力に対する渇望は師匠との関係を想像していましたが、鞍馬の傷も関連してくるのは予想以上で目をひかれました。
過去の振り返りというと、決定的な変化が起きた出来事を描写するので、劇的なものになるのが自然と思います。劇的な、けれど家族の歴史の振り返りが重なって、どこか静かな雰囲気もまとって、面白い味わいをかみしめました。
十年前のことなんか悲しいね
守りきれなかったばかりに今に至るまでこんな事になって、どーしてくのかこの関係は。
師匠が悪役面過ぎて黒幕かと思っちゃってました笑