其の場に居たという事実を写せずとも記憶としてはしっかりと残っているし、相変わらずなとこは未だ未だ有るけれども石川も大鳥も少しは自分の想いに率直になれたかなとも思うし、そんな率直さが有りの儘の姿で肖像画として記録するという事にも繋がっていった訳で。なんというかそういう率直で有りの儘で居られるならもっともっと世界は広がっていくだろうし、そういう想いで此れから更に満たされていけばなと願いたいものだね本当に。
渡も館花も過去の想い出に縛られ翻弄され続けて来た此れ迄だったけれども、其れが戻ってはいけない場所から戻る場所に変わっていって、そんな変化の中で此の先どんな自分になって道を切り拓いていくのかと、そう考えられるくらいに一寸は大人になれたのかな若人共は。まぁ大人側もなかなか不器用そうなとこは多かったけども、そうやって足掻いてくしか本当の想いは掴めないものなのかも。
序盤は本当如何なる事かと思ったけども、良くも悪くもで若人らしさは描けてたのではとは思うし、無事に決着迄持って行けたのは本当良かったかなと思うとこである。
結局どんな世になっても何かを誰かを信じて常に選び行動し続けて道を切り拓かない事には、光を生み出す事も闇を払う事も世界を変える事も叶わないってところか。結局終ぞ真に信じ切る事が出来なかった先代だったけれども、其れが出来たからこそ伝承とは違う新たな指輪王になれたんだろうな、そんな戦いは未だ未だ続きそうだけども、更に様々な事を知ろうとしていく意欲が有るならきっと大丈夫そうかな。
然し新婚旅行の体で間者から逃れるとかなかなかに思い切った事をしたな、でもどっちの世界も知らない事は多いから、サトウもだし姫君達にとっても更に大きな経験になる事は間違いないだろうけど。にしてもサトウが満身創痍から起きた直後を見たのがとんでもない絶景って、ホント裏山…。
泥棒猫やクソ女神なんて敵わんくらいに、全てを掌の上で転がしやがるジュリアスの計算高さも相当にクソヤバそうだけども、でも邪教の策だけでなくスカーレットの想いをも使いやがるとか、そりゃジュリアスなんて殴りたくて殴りたくて殴っても殴り足りない相手やろスカーレットからしたら。まぁ最後は無事盛大にぶん殴られたっぽいけども。
然し結局何もに出来ず願望をクソ女神に利用されて終わった泥棒猫やけども、前世の復讐と意気込んで周りと顧みず妬んでばかりだったからじゃないかな王道展開を掴めなかったのは。一応あんなでも周りを顧みてはいるしスカーレットとジュリアスは、本当にそうだよな…?
揃いも揃って互いに影響し合って人生歪められた感はしなくも無いし、周りがどんな手を尽くそうとも抱え続ける祈り願いは容易に曲げられるもんじゃ無いだろうけど、そうやって藻掻き足掻きクソ面倒を繰り返し乍ら身勝手に生きてくんだろうな此の先もきっと。
にしても比名子と汐莉の彼是が気になったり癪に触ってても、何だかんだで放って置けない美胡もなかなかにクソ面倒然な性格してやがるなホント。
イアナの機転で如何にか窮地は脱せたものの、先に向けて考えねばならぬ事とクソ面倒事が増えるし親玉を倒せはしたけどヨミが其の裏で深手を負ったから、差し引きゼロな感じかな結果としては。
今のコノハしか知り得ない黒歴史の内容を何処で知って筋書きを強いらせようとするかが分かるのはもっと先なんだろうけど、とは言え出来ないなりに少しは何かを変えられはしただろうし、自身の無鉄砲で考え無しな言動を省みられてるのだから、やはりそういう積み重ねが何か大きなものを動かす一手になりそうのかな。イアナもだけどソルも大分迷走し乍らも一寸は頼れるようになってるだろうし、そういう点でも何かは変わってんだろうなやっぱり。
にしても最後の最後にとんでもねぇ属性をぶっ込んできやがったなギノフォードお前は…。
結局どっちを選んでも得るもの捨てるものが生じるならば、選んだ先で藻掻いて更に選んで進んでいく他無さそうか。漸くというか遂に手を染めはしたものの、そんな事をしても寄り添う存在が居るなら愚かなりに踏み止まれはしそう、かも?
此処迄要所の展開が盛り上がりに欠けてた感があったから如何なるかと思ってたけども、まぁ最後の最後にしっかり〆られはした、のかな。