アンは自分で痩せっぽちや赤毛をイジることがあるけど、他人がイジるのはNG。
アンが失礼なレイチェル夫人にブチキレるのは気持ち良かったけど、相手が酷いからと言って自分まで同じ低いところまで下りる必要は無いから、アンは怒りのコントロールや社会とのつきあい方を学ぶ。人をおちょくったような芝居がかったアンの謝罪も、後ろで冷や冷やしてるマリラも面白かった。
マリラはアンがいないところでは「私もあの子が好きなんだよ」と褒めたり、アンの素直な心に触れて母の喜びのようなものを感じたりする。彼女の変化を見るのも楽しい。
マシュウは男の子みたい。マシュウにとってレイチェル夫人は女の嫌なところを寄せ集めたものみたいで、「お節介のお喋り婆さん」呼ばわりしてるのが面白い。
一緒に暮らす中でアン、マリラ、マシューそれぞれの立ち位置が出来てきて、ああ家族になってきたなあと見ていてほっこりする。最後に夕闇の中マリラとアンが手を繋いで家路につくシーンは良いよねえ。ジーンとくる。
☆
アンの詫びの口上には思わずクスクスしてしまう。帰る家がある幸せ。マリラが初めて感じた小さな手の温もり。
マリラがアンを謝罪させる材料に孤児院送還を持ち出さなかったのは注目
折れたアンには失望だけど、レイチェル宅からの帰路にマリラの手を握るという子供らしさに安心しました
室内だと、顔等にカゲが無いのね