アンの自我の強さ、生きようとすることへの力強さを実感する回。人間らしくていい。自分は感情を飲み込んでしまう子供だったのでアンの激しさに尊敬の念や羨ましさすら感じてしまう。心配しがちなマリラとゆったりと見守るマシュー、対照的な二人の親心が素敵だ。
お年頃の娘さんは噂話や自分の容姿や異性のことばかりが気になる。
レイチェル夫人との一件があったのに、アンの癇癪持ちはそのままだった。
アンの癇癪持ちはマズイけど、フィリップス先生の粘着質な性格も相当マズイ。レイチェル夫人はその事をちゃんと指摘して、でもそれを子供の前では口に出さないようにして、アンの不登校宣言の件では子供の自主性を尊重する。彼女の株がグンと上がった。見事なバランス感覚。
コオロギを背中に這わされて怯える女児と、アンが怒ったままなのでスンと泣いちゃうダイアナ、マリラの胸で泣きながら「うん」と返事するアンが可愛かった。
ギルバート登場
からかわれたアンがギルバートを黒板の小さいので叩く。で、小さい黒板は破損
ここでギルバートが責任は自分にあると、アンを叱った先生に言うところは特質。なら、最初からするなとも思いますけど
マリラの子育てという受難。レイチェルのアンの学校への不信感からの不登校をスルーというアドバイスを受け入れる