ちょっと説教臭い。
Youtubeで配信されていたので見たが、ストーリー上で
ここまで主人公に何の説明も無いのも珍しい。
右も左も分からない、この場合で言うと敵が何かというのも
分からない状況で、察しろというのはムシが良すぎる。
しかも思い通りに行動しないからといって、愚かとは何だろう。
大昔の修行でもこれ程までの放置プレイはないだろう。
主人公の変化後のキャラクターデザインはレオタードみたいで
好みではないし、なにより額の勾玉があまり不思議がられないのが不自然。
そして主題は文明の否定。
文明が作り出したものは文化も含めて 全てが要らない物らしい。
逆に自然に任せると 人だけでなく地球全体が幸せに暮らせるらしい。
例えば
・水田は耕さなくても水が溜まり米が出来て、
・人間の活動は全て「楽だから」で帰結し、
・薬はごみを消費するための手段
との的外れの持論を展開する。
なんでも製作者がアジアの僻地に行ったときに、現地に何はもない
状態なのに何処よりも子供たちの瞳がキラキラしてたそうで、それに
触発されたらしい。
(めったに見ない外部からの人に好奇心を持つのは当然だろうに)
環境問題や社会問題を尤もらしく取り上げてはいるが、見当外れの
現状認識であるが故に、原作者の主張は独りよがりに聞こえる。