最後の夏。友達。そして怪獣——。
1989年夏、小学6年生のボコ、ジョー、ジュンイチは、
小学生最後の夏休みを迎えていた。
それぞれの心にある、将来に対する漠然とした不安。
そんな3人の前に、在日米軍司令官の息子、ブロディが現れた。
3人で貯めた現金をうばっていくブロディ。
怒ったボコたちは、お金を取り返すための作戦を計画する。
その作戦を実行しようとした時、町に危機が訪れる。
怪獣ギャオスが突如、東京に襲来したのだ。
ギャオスによって廃墟となった町に立ちすくむ4人。
ギャオスが彼らに狙いを定めた時、巨大な怪獣が現れる。
その名はガメラ。
これが4人の「怪獣の夏」の始まりだった。
次々と現れる怪獣。傷つきながらも戦うガメラ。
そして少年たちは伝説を目撃する。
子ども向けっぽくみせながら大量に人が死ぬ。残酷で怖い現実。だけど、味方はいる。ガメラだ。
バルゴン以外の怪獣はぜんぶ出たそうで、豪華でよかったです。
2話ごとに新たな怪獣がでてくる感じでストーリーがしっかりしてたのが良かった。個人的癒しキャラのエミコさんのまさかの裏切りと、ジョーとの唐突の別れで心すごく折れそうになった。特にジョーとの別れはもう涙が出てしまった。映像も臨場感あふれる感じでテンション上がった。あのラストで、何か続きがあるんじゃないかと思ってる。
2006年の『小さき勇者たち』以来となる久々の新作「ガメラ」。長編ストーリーを展開しながらも2話(ネトフリオリジナル版では1話毎)で1体の怪獣と対峙するわかりやすさ、生々しい格闘と遠景を望む巨大感、ボコやジョー、ジュンイチら少年たちの目線に外国人のブロディを加え、宇宙に基地を持つ胡乱な黒幕といった「昭和ガメラ」の勘所を押さえつつ、大味になりすぎないようリファインされているのが素晴らしい。良くも悪くも金字塔を打ち立て、ファンも作り手も囚われ続けた「平成ガメラ」からようやく脱却するときがきたか! タイトルを高らかに回収し、満を持しての「ガメラマーチ」がその祝砲たらんことを。ガメラ、再誕。
夏休みに起こった、多くの怪獣による世界規模の戦いに巻き込まれる少年たち。ジュブナイル感のある作品で、子どもの味方のガメラを描く。事件解決後のエピローグが長いのもそういうことなんだろう。NETFLIXでは6話構成。各話タイトルは有名SF作品タイトルから取っている。
エミコ博士は子どもに近づく悪い早見沙織。悪人の演技も良かった。全体としてキャラクターに女の子が少ないのがちょっと残念か。
動画はモーションキャプチャーCG感が強く、アニメ感が少なかった気もする。引きでキャラが細かいくらい小さい画面で破綻がないのはCGならではなんだけれど。
Netflix 独占配信
https://gamera-rebirth.com/onair/
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