ファンタジー色を強くして直接的な血の表現を避けるようなアニメだったが、学徒動員で幼くして亡くなっていく少女たちの悲惨さを描いていた。百合アニメ味はあるけどあまりくどくなく。キャラクターにジブリ感はちょっとあったかなぁ。良くも悪くも。隠喩みたいな表現は子どもには分かりづらいかも。
初期作品をアニメ化してもらえるという稀有な作家。15分程度の作品が続くので配信という方法も合っている。作家のファン向けという感じはあるのだけれど、17才の頃に描いた作品をアニメ化されるというのも自分の裸を見られている感にちかいのかもしれないと思ったり。
短編集なので、深く思い入れがあるキャラみたいなものは無いが、良いものを見せてもらった感があった。