そして、そんな止まらない流れに押されるようにして、何か思いを伝えようとする孝一と、それを遮って「私が、ちゃんと言いたい…!!」と迫り、「ぼんぼり祭りに来てほしい!」と伝えた緒花だった。
それに、そんな啖呵を切った緒花は、もう変わることを恐れていない頼もしさを携えてるようでもあった。
一方で、喜翆荘を畳むと譲らない女将が対照的に映っていた。亡き夫のスイを喜ばせるための誓いが「喜翆荘」だから、いつまでもそんな喜翆荘を続けていることはみんなを自分のわがままに巻き込むことに他ならないというのが女将の考え。みんなを羽ばたかせるためにも、喜翆荘は畳まなくちゃいけないと譲らなかった。
でも、緒花はそんな女将のことが分からない。みんな喜翆荘を離れたくないし、喜翆荘がみんなの新たな夢になっているじゃない!とオカミに言い換えす。そんな中で、特に若旦那の縁が「女将の指示がなくとも、喜翆荘は─!」と彼なりに喜翆荘を引っ張っていこうとする姿は、まさに緒花の言う新たな夢の形に見えていた。喜翆荘はもう女将の思いだけじゃなくて、みんなそれぞれの思いで動いていた。
名前を変えて再出発するんじゃないかな
旅行雑誌の巻頭で大繁盛に時代を感じる
ラスボスというよりはみんながラスボスだよね....意固地になってるのはみんな同じでそれが多数か少数かの違いだけな気がした。だからこそお互いの言い分がわかるし妥協点というか合意点を見つけないとなんやけどそこはきっと花ちゃんがキーパーソンになってくるんやね。
こうちゃんと告白じみたシーンやけどあれは最初の公園と同じ場所やった。でも花ちゃんの状態が全然違った。感情全開というか斜に構えてたのが目の前のことだけをしっかり考えて自分らしさを見つけた選択をしてるように見えた。
こうちゃんがバスが去ったあとに喜んでたのみてやっぱりこういうところは普通の男の子なんやなって安心した
緒花から不幸ちゃんへの告白。あれ、それでいいの? でも通じてるっぽい。
女将さんのまさかの風呂シーン。魔術師か!
思いを緒花に語る女将。
雑誌で取り上げられ予約殺到でぼんぼり祭りに人が出せない喜翆荘。組合から責められ緒花が行くことに。
グローブジャングルは減っていると聞くが、いまもあるのだろうか。
女将が事業継承を拒む理由をなにもいわないから、なおのこと理由に察しがつく。
事業主にしてみれば、余生を送れるほどの貯金があれば無理して家業を続ける必要は無いし
もし後継者に託して、不始末で悪評が立てば、自分の晩節まで穢される。
最終決裁権があるうちは人手に渡さず、廃業したまま大往生するのが得策、
と考えたとしても心情はわからなくない。こんな理由なら、いえないよな。
ほ~んと放送当時の学生の時はスイの気持ちなんてまったく共感しなくて、ただのラスボスにしか見えませんだしたが、今になってみると分からんでもないなぁと。きっともう十年・二十年経つと完全に理解できてしまうんだろうなぁ。老けるって怖い。。。