ヤンのターンがきた。
着実に英雄の階段を踏んでいって本人はともかく周りのはやし立てが凄い。
自由同盟だからこそ思想の自由があり、帝国に弓を引けるというが、それ自体がプロパガンダで自由はなく戦死者の遺族の少女の表情が沈んでいるというのも凄く皮肉が効いている。
左の人に襲われたり、右の人に襲われたり、ヤンは気が休まらないのね。
巻き込まれただけなのにそれ自体で政治が右往左往する。
ジェシカが助けてくれたけど、彼女は本当はどっちなのだと。
ユリアンだけがヤンの心の拠り所で癒される。
プライベートの食事なのにレストランで国歌がかかるとかもうね…。
反戦を掲げる団体に男を助けたことでかかわることになってしまったヤン。
ジェシカは反戦グループに身を寄せているが、中立の視点は持っているようだ。
ヤンの士官学校時代の話も唐突の爆発音で現実に戻るのは演出が面白い。
あれほど嫌がっていた式典に出たヤンの表情は暗い。
反戦主義者も平気で爆発物を使うという矛盾にヤンは蝕まれてる。
ジェシカは政治家に当選したらしい。(それも対立候補の自爆で)
派手さはない回だが、政治的にすごく動いた回で面白かった。