陰謀渦巻く宮廷
ラインハルトとキルヒアイス、そしてアンネローゼの3人は本当に心が清い。
与えられた運命の中で3人は足掻いているだけなのに、敵が多すぎる。
人柄、性格、気持ちの有りようは育ちの差だけとは言い切れない何かを感じる。
アンネローゼがとにかく貴族の悪癖に染まらない。そこが彼女の魅力で天性のものか。
キルヒアイスも部下に愛されていて、すぐに危険があれば部下が自主的に連絡をとってくるところも素晴らしい。
オーベルシュタインもまた信頼できる男になったか。
とにかくキルヒアイスの魅力が本当に出ていて、胸が熱くなる。
事を企てた元伯爵夫人は哀れ…同情の余地はあったような、なかったような…。
ラインハルトは無礼な仕打ちに耐え、アンネローゼは許せという。
女優退場…そのタイトルがなんとも深い。