前話の「君を褒めるのは、君のためだ」の意味がわかった気がする。あくまで予想だけど、葉山は自分の自尊心を保つためにあのように言ったんじゃないかな。「君に劣ってると思うのが堪らなく嫌なんだ」ってのがそれを端的に表してると思う。
あと雪の下と八幡の保健室でのやりとりをずっと聴いていたであろう由比ヶ浜が不憫だなあ。
三浦ちゃんがかわいい
進路希望調査で揺れる面々。第二期でこれまで展開されてきたエピソードと違い、依頼が一話で解決されどんでん返しのようなものもなかった為に、一瞬小規模な話だったと感じてしまいそうになる
葉山の傍に居たいが為に葉山の進路を探って欲しいと奉仕部に依頼した優美子。少し以外な行動にも思えるけど、それは変化の兆しを見せる現状に焦った面が有ったのかな?
以前、戸部の告白を阻止する形で葉山グループの均衡を保ったことが有った。あのグループが望むのは変化しない関係性。だというのに、これまで浮いた話のなかった葉山に交際の噂が立ち、何故か進路を隠している。優美子からすれば不安になるのは当たり前か
そして問題となるのは、そうなることが想定できただろうに何故葉山は自分の進路を隠したのか。
おそらく葉山としてはラストに語った「自分の選択を見つけてほしかった」つもりで進路を隠したんだろうけど、八幡は「三浦は女除けには都合が良かったか」、「皆の望む葉山隼人を辞めたかった」と葉山自身も気付いていなかっただろう奥底の想いを突き付けてしまう。
自分でも気付けなかった感情を八幡が指摘したために「俺は君が嫌いだ」との台詞に繋がるんだろうね。そして八幡に劣っていると感じてしまった葉山は八幡が指摘した推測は選べない
迂遠な方法では有るけれど、これで葉山グループの変化しない関係性は保たれ優美子の依頼も果たされる
進路をどうするか、なんて要素でこんな話が作られるのだからこの作品は恐ろしいな
一方変化の兆しを見せているといえば、雪乃にも言えること。
八幡が葉山から事情を聞き出す役目になった際、異論を挟まずすんなり八幡に任せた。以前のゴタゴタはもう引きずってないみたい。それどころか、「私は近しい人が理解しているならそれでいいから」と言いながら八幡を見ていたのは彼女の中で八幡は自身を理解してくれている存在となりつつあるのか
保健室で手当した際、うっかり顔が近づき照れる雪乃の姿はちょっとこれまでのイメージから大きく外れた姿
八幡と雪乃の遣り取りを恐らく聞いていただろう結衣。変化し始めている雪乃をどう思っているのだろうか?
葉山めんどくせー
葉山がこのようなやり口を取るようになった理由がいずれ語られるのでしょうか。
人間関係、最初にくらべて随分と変わったね。
そう、結局、誰の為でもない、ただの自己満足。
誰かの痛みによって自分が傷つくくらいなら、みんなの○○という隠れ蓑で「誰も傷付けたくない」ということを建前に、本当のところは「自分自身が誰よりも傷つきたくない」だけなんだ。だから何も選ばない。いや、何も選べない。
けれど、それは今の自分への言い訳にはなっても、未来の自分への言い訳にはなるだろうか。僕には分からない。分からないまま、また1つの選択を失い続けている気がする。