良い蹴りの角度だった
妹の死でショック受けるのは分かるけど、ここまでゲスく描くと主人公に感情移入できなくなるだけなのではと思った。他のキャラも辛い境遇だけど、しっかり生きてるだけにより主人公にガッカリ。
でも、ギャグ要素でしかなかったピザソースが泣き要素になったところにはグッときた。
妹の死による不安定な精神状態なら無関係な人を傷つけるようなことをしてもお咎め無しなのか…。この主人公の心情に共感して泣くのは難しいっぽい。
1話以降ゲスくなかった有宇がゲスくなった回 / 大正妻友利奈緒
美味しんぼ「秘伝のソース」の回でした。
これから成長してたくさんの幸せな経験をするはずの妹を突然失う。高校一年生が背負うには大きすぎる試練
同じものばかり中毒的に食べるっていう描写はなんだかリアルだった。相変わらず展開が読めなくて気になる
どんどん堕ちていく有宇の姿が、歩未の存在が彼にとってどれだけ大きかったか物語っていた。
そして、そんな有宇をずっと見守っていた奈緒。彼女の能力がここで生きてくるとは。その行動は、彼女の責任感からくるものか、それ以外の感情からか……。
有宇を立ち直らせる流れ、周到に仕込まれていた伏線「オムライス」といい、やはりこのあたりの泣かせる作りは上手い。とんだとばっちりだったチンピラどもはご愁傷様、という感じだったけれど。