ほとんど総集編かと思っていたので新作パートが40分もあって嬉しい。
総集編は初見向けではないがTVシリーズの展開を思い出すには十分。
新作部分は戦闘もありつつCadenzaへの繋ぎなので2作合わせて見るのが良い。
TVシリーズを忘れてしまった人向けの作品。兵器が人間性を獲得する話だった。
テレビ完走者向けのテレビ版まとめ+新作(続編映画への繋ぎ)。
軍艦擬人化アニメとしてはダントツに好き。やはり潜水艦映画は良い。
dアニメストアにて。総集編プラス続編
前半60分は、新規カットと新曲『Blue Snow』によるオープニングと、群像とイオナのナレーションを交えてのTV版全12話の総集編。最終回の暴走コンゴウvs「蒼き鋼」のバトルを軸にまとめている。
しかしいかんせん12話を60分にまとめるのには無理があったのか、かなり端折って話が進む。総集編というよりは「TV版を見た人向けの『これまでのおさらい』」の域は出ないため、ちょっとご新規さんにはつらいものがあると思う。
多いので全て挙げるとキリがないが、具体的に削られた部分の例を挙げると
・1話のナガラ戦、SSTOのくだりはカット。振動弾頭の輸送依頼を既に受諾した状態から話が始まる
・VSタカオ、VSキリシマ&ハルナも大幅短縮。TV版の戦略的なバトル描写は全カット、要点だけを取り出して再構成
・蒔絵とハルナ・キリシマの邂逅後の、刑部邸関連のエピソードや、硫黄島関連のエピソードはイオナのナレーションでごまかしながらほぼカット。このため、ヒュウガのイオナLOVEな部分やタカオの群像への愛、キリシマ&ハルナのキャラがいまいち伝わりにくい
・↑に関連して、蒔絵の薬関係の設定は消滅
・蒼き鋼メンバーとコンゴウの会談もカット。海辺でのキャッキャウフフシーンが名残として残っている
このように色々犠牲にしているため、正直TV版を見た人にとっては前半はあまり価値がない。ご新規さんも「何で軍艦が女の子の形をしてるの?メンタルモデルって何?」「主人公たちは何の目的があって霧と戦ったりしてるの?彼らは何者?」「タカオやハルナは簡単に離脱してるけど、霧の艦隊って人類の敵じゃないの?」などの疑問が拭えないと思う。
ぶっちゃけ、TV版の概要を理解しているなら前半部分は寝ていても何ら支障はない。だが、劇場の音響による甲田雅人手がけるBGM、そしてSEは聴き応えがある。
新規パートの後半40分はTV版のその後を描く。沈んだ402のユニオンコアの回収、タカオ・ヒュウガの水着&コメディ、人類の霧の艦隊への反撃、「生徒会長」ヒエイとのバトル、そして千早翔像の登場などで構成される。
蒔絵とハルナたちの日常、タカオ&ヒュウガの漫才めいたコメディと眩しい肢体(ちょっと固い動きだけど乳揺れもちゃんとあるよ!)など、TV版の「その後」が見られただけでも十分嬉しいのだが、TV版同様の、緊迫感あるヒエイとの交戦、そしてヒエイとイオナたちの、今後の伏線にもなる対話は見所で、次なる劇場版「Cadenza」への期待を抱かせてくれる。
原作とは違う道を歩む「アルス・ノヴァ」だが、どのような結末を迎えるのかが非常に楽しみである。
だがこれ単体で見ると、やはり「原作orアニメを見た人向けのおさらい+α」の域は出ない作品だと思う。これを見て「わけわからん」とおもった初見の人は、是非TV版を視聴してほしい。
総集編だ。うん、総集編って総集編だ。新作映像もあるが。改めて大鑑巨砲主義だよな。続きに期待だ!
Cadenzaを観た後にコッチを初見(しかも新作部分のみ)。御蔭でCadenza初見時に理解らなかった「振動弾頭のロック騒ぎって何?」「そもそも『霧の生徒会』は如何に初登場したか?」な疑問は氷解したものの、MUSASHI満を持して登場&群像の親父登場の衝撃は味わえなかった残念。でも「まーこの程度ならCadenzaだけで良いや」と改めて思えたのは収穫だったかも。とまれ無料で観ておいて文句は言えません。
基本的にTVシリーズ見た人向けの構成で、初見の人が見ると飛ばしすぎにしか感じられなくて多分話しがよく分からないと思う。
TVシリーズ+40分くらいの新作アニメでした。初見の人が分からない構成にするならもう少し本編部分少なくして新作部分増やして欲しいというのが本音。個人的にはそこまで楽しく感じませんでしたね。