誰もが知っているストーリーですが、流石はジブリというのでしょうか、映像が綺麗でした。この落ち着いた色合いは中々他のアニメでは見れないかもしれません。
昔小さい頃に読んだり聞いたりした竹取物語では、何も感情移入はせず、ただ単に不思議な話として受け止めていました。こうしてアニメでかぐや姫の生い立ちを追いながら、かぐや姫の喜びや苦悩を見ていると「1人の人間だったんだなあ」という気にさせられました。ストーリー終盤で、金持ちでわがまま放題でありながら何も望んだことができない悲しそうなかぐや姫を見ているといたたまれない気持ちになりました。そして、月へと帰還することになったかぐや姫を見た私はなんだかよくわからないまま泣いてしまいました。
映像が素晴らしかった。音楽もそれを引き立てていた。