ヤバいくらいおもしれ〜
再戦のリングで押されるジョー、一人で戦う樹生。
ノーガードのジョーに攻撃できない樹生、樹生のフィニッシュブローにカウンターを合わせるジョー。
常に戦い続けた野生の勘がAIに勝った。
でもどうしたって野良犬にはリング外のトラブルが付きまとい続けてしまう。
カウンターアッパー一発でダウンかよ
上手くあしたのジョーと絡ませてくるなあ
ジョー打たれ強いなぁ。カウンターアッパー?藤巻さんも邪魔してくるのか
そもそもジョーという壮大で濃密な傑作を原案にしておきながら1クールで作ろうって時点でかませにも満たない負け戦なのは目に見えていたが、
今回はそれを体現したような“とってつけ本物…いや偽物”回。
自らの意思でリングに立つのがボクサー…って、
そんなことも分からず立ちはだかり、まして一発でKOしたあげく早々にお前の勝ちだなんてほだされる奴が9話の敵だなんて、
ジョー原案抜きにしても、リアリティも付き合い甲斐もなくて萎える。
そしてここまで見てても、ジョーを名乗るにはあまりにも牙がなさすぎるジャンクドックに、
それこそ原案作では一番の魅力でもあった、主人公としての憧れが全く抱けない。
ここまで来たら最後まで付き合うつもりだが、
むしろここまで見ても1話が最高潮だった今作は、
それこそ1話をもう少し練って伸ばし、後の展開は想像を膨らませることで楽しませる短編映画とかの方がずっとよかったと思わざるを得なくなってきた。
見れば見るほどジョーの名を掲げるのがいかに危険かということを実感させられる一作になりそうだ…。
メガロボクス第9話。前回、前々回とほとんど試合シーンが無かったのを埋め合わせるかのように冒頭からがっつり試合描写。樹生は嫌な敵だったけど勇利がゆき子に語った樹生評と最後の去り際はカッコ良かった。ついにメガロニアへの道が開け上り調子かと思いきやまだ不穏な様子が……。やはりどん底から這い上がるのは容易なことじゃないな。常に薄暗い影がついてまわる。