「私たちはわかりあえる…」
ゴーレムは森の守り人なのに、ハライソも人間を守っていたってことは、やっぱりゴーレムと人間には深い繋がりがあるのかな
魔女は長命なのか
何の本なのだ?
なるほど図書館の見取り図
警報装置か!
見つかってるじゃんか
頭の中に直接!?
泳げるゴーレム
榊原さん!?
館長が書いたのか!
昔話になったのかな?
おや?見たことのあるゴーレムが…?
さすが、人間じゃないと迫害感が強いな
最初の迫害の目を思うと怖いくらいに平和な生活…
異常とな?
異形か
風が変わったか…?
ナイスキャッチ!
こういう形で別れさせるか!
蝶に!?
ハライソの声は違うから別のゴーレムなのかな~?
この世界における人間の位置付けとその背景にあるものがようやく分かった。ここで3分の2折り返し。一気に最後へ。
館長に会い、ハライソの話を聞く。
人間と仲良くなり異形として立ち去り、絆を知る。
この回だけ見ると人間はだいぶひどい。
でもどうやら外界とは隔絶してるっぽいし余計に排他的な空気漂ってそう。
おばあちゃんの言い方みるに時系列的にはこれ戦争前なのかな?
一方で人間のことを美味しそうと感じる種もいるわけで難しいところ。
最果ての地にもしかしたらと情報が得られたが、本当に人間の集落が残ってたとして、ソマリにとって安住の地かはまた別の話になりそうだ。
館長ミイラみたいだ。自伝…だろうか。昔のゴーレム造りが荒いのかな。人間怖い。ハライソ自分も異形だろうに。ゴーレムは人に肩入れしてしまうものなのかな。死んで体が全て蝶になるのいい死に方だ
異なる存在の者が歩み寄る難しさを感じさせた回
本作は異形集団の中で人間が生きる難しさを描くシーンが多いけれど、今回はその逆が描かれている
魔女のフェオドラが迷い込んでしまったのは人間の村。
村人達は異形を非常に警戒している。だからフェオドラは彼らの中で過ごす為には正体を隠さなければいけない
ただ、やり過ごすだけなら彼らと親しくなる必要はない。けれど、フェオドラはミヤを始め村人達に馴染もうとする。少女達の髪の毛を結い、染め物を共にする
そこには彼らに歩み寄ろうとするフェオドラの心が見える
でも、人間の臆病さがそれを不可能に……
見た目は恐ろしくても実害のない異形を問答無用で殺した村人達。「俺は何もしてない!」の言葉に耳を貸さず、むしろ言葉を発したことを「気持ち悪い」と思ってしまう感覚
それはフェオドラとは判り合えない断絶
だからフェオドラも怯え隠れ出ていこうとする。それでもミヤにもし私が異形だったら?と聞いてしまったのはまだ期待したい気持ちがあったからだろうね
結局はフェオドラは村人の前で正体を表すことになったけど、それによってミヤはフェオドラの必死の想いにも気付けたわけで
最後の最後、フェオドラを異形ではなく「友達だ!」と言い放ったミヤ。小さな彼女に出来るたった一つの、けれどとても尊い歩み寄りであるように思えた
そう思えば、ゴーレムとソマリが半ば侵入のような形で館長の傍まで行ったのは意味があったのだろうと想う
ハライソの伝記を読めば、魔女と人間の顛末を知ることは出来る。でも、フェオドラの願いやイゾルダの悔いに寄り添うことはできなくなる
異形を忌み嫌う人間達の中でミヤの想いを受け取ったフェオドラの心がイゾルダを通して異形の中で生きる人間のソマリに伝えられた
この先、ソマリが寄り添う相手となるのは人間となるのか、異形となるのか、それともどちらとも歩み寄ろうとするのか気になるね
やはり人間は悪魔の民…。
フェオドラが助けるところが、「身バレでさようなら」という、魔法少女の最終回プロット
人間が排除に動くのは、多種族だけでなく同族でもなんですけどね
未知を恐れる人間(人間は「人間族」とは呼ばれない)。
浮かぶ涙。無数の光る蝶。
魔法少女ではなく魔女族の雨宮天