壮大な嘘に爽快な種明かし、オシャレな都合の良さ
シリーズ構成の古沢さんの良さが前面に出ていた良作。
ドラマの「どこまでが仕掛け?」というドキドキがアニメでもしっかりと感じられて、非常に楽しかった。
もし映画館で観たとしても満足度は高いと思う。
ケチのつけようがない、2020年のアニメの中でもトップクラスの出来。
悪人から大金を騙し取る手口は実に爽快で、その中でキッチリ掘り下げられていくメインキャラクターたちは非常に魅力的だった。そしてなんと言っても終盤の展開は圧巻。"すべての嘘は、この時のために"というキャッチコピーがしっくりきすぎる怒涛の伏線回収と豪快で爽快な手口によるハッピーエンド。ロマンチックなラストも含め、見て良かったと余韻に浸れる素敵な作品だった。
交わされる会話が軽快でBGMともマッチしていてすごく心地よい。詐欺の手口が毎回ありえないくらい大がかりでそこも見どころ。
ドラマ視聴者としては、ボクちゃんとか江口洋介とかでんでんがチラチラ頭をよぎった。話はまさに古沢ワールド。
実写でやったら不自然になるであろう言語の変化やお金がかかる大掛かりなセット、キャストが限られそうな身体能力と技術を持った登場人物もアニメだからこそ出来た代物。つくづくアニメの利点を感じたアニメだった。
古沢さんのドラマが好きな人もアニメは見ないなんて勿体ないなぁ。
でも、実写でもあったけど、そもそも場所も人も全てが嘘でしたっていう仕掛けがだんだん反則技のような気がしてきて、多用されるとほぼ何も信じられず、思い出話さえも実は作り話でした!とかいってこないか、疑心暗鬼に凄くなる。
ラストはドリフかよwww だましだまされ、こういうの苦手なので心臓に悪い展開が続きましたが(笑)、15話(Case 4 Wizard of Far East)以降の伏線回収は見事でした。背景の色遣いが浮世絵みたいで独特ですね。エダマメが何度やり直そうと努力してもローランの手の上から出られないのかわいそう・・
終わり方も文句なし。自分史上1,2を争う良作。
最後の仕掛けは流石に無理がある気がするけど、概ね楽しめた
映像がすごくキレイでした。OPがジャズだったり最初の方はあんまりアニメとしての方向性が掴めない感じでしたが、アヴィやシンシアあたりのキャラが深掘りされて、メンバーが段々好きになってきて、最後は楽しく観てました!キャラデザ良!
コンフィデンスマンJPのアニメ版。
最初楽しみで見てたけど、アビーのキャラが自分の中で浸透しづらくて、個人的にダレてしまった感じ。
もうちょっとちゃんと見れば、ネタバラシとかすごい好きなんだけどなー。映像とか他と違って素晴らしいです。
【★★★☆☆】
2020/09/21
宣伝文句に「標的は悪党のみ」という文言があるが
1話の時点で一般人を標的にしている。
有名なクリエイターの名をクレジットに記載しているが
過去の作品に及ばず、ネームバリューだけ借りている状態だ。
番宣などを観て『クロサギ』のような内容を期待すると
落胆することになるだろう。
op G.P.
ED The Great Pretender"
最強のスタッフ陣。
その結果は、勿論の良作。
各キャラの個性、
話の展開、映像美。
つまりはイッキ見不可避。