時は大正十二年、東京の夜に其の者どもは現れた。
彼らは闇に紛れて人の生き血を啜る吸血鬼と呼ばれ、古の時代よりこの世界に隠れ住んでいた。
それらを取り締まるべく陸軍内部に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』である。
中島中将は近代化著しい列強諸国の情報戦に対抗するためにこの部隊を創設したのだが、
目下のところ、零機関の任務は東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にある。
それに当たるのが――、
零機関を取り仕切る最強の人類の前田義信大佐。
国内最強クラスの吸血鬼にして新人の栗栖秀太郎。
インテリジェンスなランク外の山上徳一。
江戸の昔から吸血鬼を続けているスワ。
老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティストのタケウチ。
――以上、零機関の実行部隊の面々である。
増え続ける吸血鬼たち。
そして裏に暗躍する影と、謎の人工血液「アスクラ」の存在。
この事態を冷ややかに見つめるのは、齢300歳を越えているにも拘らず、
子供にしか見えないSクラスの吸血鬼デフロットであった。
弱き者、汝の名はヴァンパイア――。
零機関が今、大正ロマンの夜を駆け抜ける。
視聴日 2021.10.19
<全体感想>
大正時代と吸血鬼何ともお洒落な作品です!作画、雰囲気もお洒落。
朗読劇が原作なだけあって声優陣が豪華で実力派揃い!耳が幸せでした。
大まかな物語は吸血鬼と人間の儚く切ない人生を描いてる。
岬と前田の最後は美しくて感動する。とても面白かった!!
最終話のタイトルでも、「弱きもの汝の名は」で出てくるので本来は戦う相手ではなかったのかも・・・
『人は様々な役割を演じ、そして去っていく。でも、僕たちはその外にある』
誰が主人公なのかと求めてしまうが最終話まで見ると各々が人生で何かしらの役を演じている事を表現しており
最後デフロットの台詞から全員主人公だと納得。
ただヴァンパイアになった瞬間から当たり前のことが出来なくなり大切な人達と縁も断たれ蚊帳の外になってしまう。
この作品の一番伝えたかった所はここなのかと。
*個人的短(考察)感想*
・生き血を啜り怖いイメージのヴァンパイアだが、彼等は人よりも生きにくく非常に弱い。
・死ねないので心が先に死んでしまう。永遠の命の善悪は答えが出ないね!
・Sクラスのデフロットも元々人間なので実話優しい。岬と前田を助けるシーンでそれが分かる。
・サロメという作品が出てくるので、話の軸になるのかと思ったら違った。前田と岬の関係をサロメを交えて表現している。
・岬が消滅する際の「口づけしたかったな」等はオマージュされている。最後やっと結ばれて良かったね!
・MARSはマルス=軍神と火星(血のような赤色をしているため戦争や不幸と結びつけられた)の意味を持つ事から
零機関や中島が作ろうとしていた金剛鉄兵や戦うことを表していると推量。
・REDは赤=血をれ連想できそれを表してると推量。
・この作品見始めたら言いたくなる。ヨカナァ~ん。W
・EDのHYDEの曲聞けば聞くほど癖になる!耳から離れない♪ヴァンパイア好きだし合ってるね!
<声優及びキャラ>
・諏訪部さんご贔屓なので、兎に角いい!渋い!いい!最高!
・スワのルックスめちゃくちゃタイプと狐のお面がまた良い!そして鈴の声最高ね!
・山上~涙)ランク外だけど正義感があっていいキャラ
・ルーファス役の古川慎氏。声のふり幅すげーな!
「人は役者 この世は舞台 そこには入口と出口があり 人は様々な役を演じ そして去っていく でも」
「ぼくたちはその外にある」
世界観とか特務隊の人間関係とかいい感じの雰囲気。でも、ストーリー的にここが魅せ場というのはあまり思い浮かばない。
空気感と世界観が好きで最後まで見ちゃった作品。
大正×吸血鬼、大好物間違いなしですよね。
ストーリーは、最初特に意味が分からないというか、
掴むのが難しくて頭の中はてなだらけになった。
ここで見るのやめた人も多かったんじゃないかなあ。
でも回を重ねるごとに、ああ、岬と前田さんは
こういう関係だったのかとか葵と正太郎はこうなのかとか、ちょっとずつわかっていってすっきりしていった感じ。
このストーリーから何かを得られるとか、
そういうわけではないんだけれど、
ラスト、まだこの世界には、
吸血鬼が存在しているんだっていう現実とリンク
させるようなエンディングにはちょっとぞくっとしたよね。
あと個人的に音楽がとても好きだった。
大事なシーンで流れるメインテーマみたいな曲。
朗読劇のときにも使ってた曲なのかしら。かっこよかった。
すごい面白い、とはならないけれど、
ふつふつとよかったシーンが思い起こされる作品になりました。
大正ロマンの雰囲気が素晴らしい。前田大佐はそんな運命なのか・・・。そして使命はうけつがれた・・。新聞記者ちゃん(葵)がいい感じに笑いどころを提供している。終盤は話においていかれてしまった。ラスボス(だと思っていたキャラ)が意外とあっさりいなくなって拍子抜けであった。
原作の朗読劇は大好きだったのですが、アニメのシナリオは正直かなり分かりにくかったです。
全体的な雰囲気や映像は大正っぽくて良かったとは思います。
朗読劇の方はちゃんとシナリオが分かりやすいので出来ればそっちを見てほしいです。
惰性で見てしまった
全体的にすごくオシャレで雰囲気が良い!
もとが舞台らしいですが、まさに舞台を見たような気持ちになれました。音楽もクラシックっぽさがあって素敵。
キャラの行動などについては若干疑問に思う部分も多少ありましたが、世界観も魅力的で、大正ロマンで吸血鬼で舞台という感じが好きな方ならハマりそう。
表に出てきてない設定や物語があるのかなぁって見てて感じたけどどうなんだろう。
元が音楽劇らしいけども。
最後まで見たけど、見ましたっけ?って気分。
ゲームのメインキャラの方が気になり過ぎます。
要所要所いい感じなところはあるけど、結局雰囲気アニメだったなー。
雰囲気は嫌いじゃない