卒業という節目に各々がどう感じるか、宮村や生徒会面々の観点での掘り下げがとても丁寧で、一抹の寂しさを抱えながらも巣立っていく若者の複雑な心境を描写しているなぁと。
こと、宮村にとっては、堀と出会えなかった空想ではなく、今出会えた運命を受け入れるといった前向きな思考がこれまでのトラウマを上回った転換点だったのかな。卒業という節目を超えても友人として、恋人としていてくれるという信頼関係が素敵。
あとは石川と河野の関係性だよなぁ〜。吉川からすると思い出を高校に置いていくという味方もできるし、彼ら視点ではこれをバネに前へ進む原動力とするんだろうなぁ。本当に複雑。
あと個人的に井浦兄妹の絶妙な関係性からのギャグが最高に面白かった。お兄ちゃんお疲れ様でした笑。
ホリミヤ後半はすっかり日常系って感じだったけど、最終回の平行世界を見ると、「なにかドラマチックなことが無くても、ちょっとしたことで世界は180度ひっくり返る」「人にはいろんな面があるので、どうせこうだろう、と決めつけなければ世界はどんどん変化していく」、その結果としてのこの日常だったのだなぁ、と改めて。
きれいにまとまった
私物の持ち帰りだけで
こんなに楽しい日々を送れる素敵さ。
悲しいifの世界。
ifの自分と向き合う屋上。
よきかな。