エッグの世界でのミッションをクリアし、現実世界へと戻ってきたアイ。
そんなアイにペットのアダムを託したねいるは、その日を境に連絡が取れなくなってしまう。
ねいるを心配したアイは、田辺のもとを訪れるが……。
沢木から明かされる小糸の自殺の真相、ミッションクリアを経て、少し変わってしまった世界に戸惑うアイ、リカ、桃恵。
様々な思いが交錯する中、アイは――。
理解力がないせいか、どうもよくわからないお話でもあった。
せめて、マインド的にはわかったような気もするのだが、いかがなものだろうか。
面白くなかったのかというと、そんなことはなく、不思議なお話として、充分に魅せられた。
いや、本当はもっと切実なものだったのかもしれないが。。。
視聴2021.12.13
<全体感想>
通常と特別編共通感想です。
うぅう〜おもしろかった〜!
心情メインの好き系作品!
作画めちゃくちゃ綺麗です。
社会と人の闇を見る側に問いかける野島伸司さんらしい作品‼︎最終回も見る側に解釈させるのも特徴かと!
背景の謎は残るので続編を期待したい。
お助けアイテム達が可愛い!女性(少女)の心情なので凄い刺さりました!
*個人的短(考察)感想*
・この話の本筋は、遺書もなしに死んだひまりの死の真相を探る事。
・アカと裏アカが作り出したAIのフリルがいかにしてタナトス『死の誘惑』となったのか?
・ひまりを死に導いたのはフリルなのか?
・他の世界線から来た寿がねいるは自分が作ったと言っていたが、AIなのか?人間ではなかったのか。
・ワンダーエッグプライオリティのタイトルに意味はあるのか?
・エッグの世界は、魔法では無い。寝てる時に戦ってると言っていた事から夢の世界又は仮想空間?でも現実では負傷する。
・卵に入っている自殺した少女をチャイムがなるまで守るとその子は助かり消える。その後はどこに行ったのか?
・いじめ、パワハラ、セクハラ、あらゆるハラスメント社会の問題を全面に出していて凄い。
・わーーー主人公の大戸アイの目がオッドアイ!で名前とリンクしてるけど意図が分からなかった。w
・いじめやその他人が傷つく事、皆んな被害者になりたくないから見て見ぬふりするんだ。怖いもんね。自分が他人より優先するなんてそうそう出来ないんだ。
・え?助けてもその子は別の世界で像になって助けを待つしかないの?え?
・なぜ卵なのか…生まれ変わるって所からかな?
・像になった死の原因に自分が関わった子を助けるようだ。助かった後は記憶が無く別の世界線の本人が復活するのか?
・本垢と裏垢って設定面白いけど特に何かかかっているのだろか?
・人の心の在りどころ、拠り所はひとつには決められない。その人にとって何が1番なのか其々だから型には収められない。
・分かり合えると思い込む方が恐ろしい事なんだ。違いを理解する事が正解に近い。言葉は、すべての様で全てでは無くて幾つでも取り繕えるからそれは本心で本心じゃない。
・ももえちゃんは女の子でありたいが見た目で男にされてしまう事にトラウマ。
・こうだと決められないのが心。0から100では無くて、0から100あるんだよ。
・女の感情は複雑で確固たるがなくその時その時で巡ってしまう。それに振り回される自分も周りも。
・わー。先生と付き合うとか〜思春期にはキツイ。しかも小糸ちゃんとそう言う関係だったかもしれないとあると…きっつ。
・エッグの世界の凄い秘密より友達の恋バナが優先(プライオリティ)になるのは女らしいねww
・社会の闇を描くのが脚本家野島伸司さんの作風です。ドラマでもかなり深い所にメスを入れたものが多いです。自分はドラマを見て幼心に衝撃を受けた覚えがあります。人間失格、高校教師、聖者の行進など
・エッグの世界を生んだ原因のフリルと垢と裏垢の過去。ここの謎解きが無いので続きが制作されるのを期待。
・ねいるの行方も気になる所。そしてアイがエロスの戦士になるのでどうタナトスと戦うのか…
・特別編では、この話の主軸となっていた小糸ちゃんの自殺の真相が明らかになります。結果は沢木が振り向かないから屋上で騒ぎ立てバランスを崩し転落する。自殺では無く事故死。小糸ちゃんの本性になるのかな?男を惑わす事を好む子だと思われる。真相とアイが助けた後、感じの悪いキャラになってしまったがこの手の女子はいます。
・この作品の引っかかる部分は、社会と人の闇に異世界バトル(魔法少女的な)と謎の組織とパラレルワールドを入れた事で纏まりが難しくなった気がする。主に思春期の少女の心情と成長を描きたかったと思うのでその部分はアイが母を応援したり、自分の気持ちに向き合う部分で成長できてるのかなと。
・アイとアイをぶつける設定は寿ちゃんの言っていたパラレルワールドに繋がる所なのかなと。
・助けた友人達は、おそらく他の世界線(生きてる)から引っ張られたのでアイ達を知らないのかなと。
・フリルがタナトスになった原因は垢達のせいでもある。作り出しといてあんなにぞんざいな扱いは可哀想。
※思い付いた事を書き出してるのでまとまらなくなってしまった。笑
・特別編のみの感想は、前半が振り返りだったけどそこはあまり必要なかったと思う。本編にもまとめを入れてるから。
<声優及びキャラ>
・大谷育代さん演技最高に怖くてうまい。
・アイの声優相川奏多さん叫びうまい!
・フリルのリップオン段々怖いよねww
前半が総集編で後半が後日談……という感じ。視聴者に問いかける終わりという解釈も出来るけれども投げっぱなしと捉えられなくもない。
後日談の情報量が多いし色んな捉え方が出来るので自分の中で消化不良気味。
前半の総集編も追加カットがあったりして良かった。
あと単純に記憶が曖昧になってたところもあるから普通にありがたい。
後半の本編だが、最初は△アイちゃんが×アイちゃんのパラレルワールドに来ちゃったのかと思ったけど、そうじゃなかった。
後半の展開はちょっとびっくりだが、続き作ってくれないとスッキリしねぇよなぁ~~~
え?終わり?
面白かったのにもったいない!
多分、続きないと思いますができればお願いします。
前半は総集編。アニメ見終わってちょっと時間経ってたからざっくり振り返って、やっぱり面白い。後半はもう少し説明が欲しかった。フリル、ねいる失踪?、ことぶきちゃん現る、生き返った友達の記憶から繋がりが消えてる等…情報量が多い。アニメ見終わって時間経ってるから、理解が追い付いてない所もあるけどもうちょっと説明が欲しかった
TVアニメとは思えない作画の良さは続行。
少女たちのプライオリティとその変化についてじっくり描いていたのはよかったし、深読みし甲斐のある世界観設定も好きだけど、
じゃあ物語としてどうかと言われると、中途半端に終わってしまった感が否めない。
ミテミヌフリっていうのは疑惑と疑念で塗り固めた主観の見方のことだったように思える。
平行世界って要は別の見え方みたいなもので、アイは沢木先生のせいっていう疑念の虚像を作り出していたけれど、小糸ちゃんからすれば悪いのは自分を愛してくれない沢木先生と沢木先生の目を奪うアイだったし、客観的な視点に立てば悪いのは小糸ちゃん自身だし...。
11話のフリルの「友だちが欲しい、彼氏は裏切るから」っていうのも、特別編の友だちになって一緒に不思議な体験をしたアイたちが最後に特別な時だったけど今はもう4人は自然消滅しちゃったってとこと合わせれば、14歳の大人と子どもの狭間の中で思春期みたいな同質の妄想を信じる少女たちが、もう見て見ぬ振りはしないと大人になるみたいなことなのかなぁ、と。
その結果の一つに12話でのアイがママの幸せを願えるようになったり、小糸ちゃんへは感謝だったりがあるのかな。そういう意味で、この特別編は回答編のようにも思える。
大人と子どもの対称や二項対立を描く作品だと思っていたら、普遍的なものとは少し違った「不信感」みたいなどこか時勢的なとこも感じさせる側面からの子どもが大人になる物語だった。
序盤の引き込み方は凄かったし、あれは本物だったと思うけど、名作として着地できなかった人を選ぶタイプの良作なとこはある。
フロイトについて造詣を深めるときっともっと解像度高く理解できたのだと思う。
死の誘惑との戦いについて結局作中では多くは語られなかったけれど、そのあたりは作中外で補完できそう。
それぞれの道を進む、という最後の終わり方は好みだった。
そこに至るまでの葛藤も良いが、話の流れは支離滅裂に感じた。
具体的にどうすれば良かったのかまでは分からない。
ゴア表現はなぜ入れたのか理解に苦しむ。
特別編があってどうにか本編を(結構想像で)カバーできたので、全体的に良いかな、と感じた。
しかしながら、どうしても視聴者は置いてけぼり感が強い。
せっかくいい感じだったのに、アニメの後半から失速してしまったので、残念
カラオケアイ「さーさーどーぞー(棒)」が好き