庵野さんへのアンサーソングじゃん………と思いつつ
歌以外は明示的な解答だしてくるみたいな
悲しいことにならなくてイクニ監督ありがとう…ってなった
人に勧めるときはテレビシリーズ勧めます
これはいいアニメだ
10年越しのリメイク、完結編。作品が"運命を乗り換え"て、新しい結末を描く。
前編からしてTV版の味がする部分を煮詰めて構成されていたが、後編部分は1つ1つのテーマと解決が一層重くなっているためとにかく濃い展開が続く。初見では胃もたれを起こすかも。
復習して来なかったため、追加箇所以外はどこが変更されたか正確にはわからなかったが、全体的に伝わりやすくなっている。TV版より隠喩的な部分が減り、明快かつ簡素でその分ストーリーに集中できる。
再構成の結果は……大満足。新しい結末は10年ぶりの感動を与えてくれた。
2020年代の幾原邦彦監督最初の作品として、最高のスタートを切った。
なるほどよく分からん。考えるな。感じればいいんだ。何者かになれるんだ。
本編・総集編と実質2周したけどやっぱりわからないことの方が多い!
本編みてから間が空いてしまったので思い出しながら見てましたが楽しめました!
他の作品とは違う雰囲気や世界観があるので見て損はないと思います。
※この総集編は本編見てないと展開早くてついていけないかも、、。
前編に比べると驚きや感動 (こんな新作パートがあるんだ!?とか) は薄まった気がするものの、良かった。
( それと前編後編で重複する場面を入れ過ぎたというか…気のせいか? )
「僕は君を愛してる」は晶馬かと思ったけど、みんなみんななのね。
関係性の中にある自分
誰にも必要とされないということは、自分自身も自分を必要としていないということ。だから、誰かを愛するだけじゃない、誰かに愛される自分を愛すること重なることで、きっと何者にもなれる自分になれる。一方的な愛じゃなくて、愛は我に帰るのだ。だから、あの3人にとっての何者であるかという問いへの答えは家族だった。求める自分と求められる自分が共に存在している「誰かとの関係性」の中にこそ、本当の自分があるのかもしれない。幾原邦彦監督はこの物語が描く世界観を「今の若い人にとってより切実なんじゃないかな。」と述べていた。一人一人が孤立して自分も他人も覚束ないがちな世界だからこそ、自分だけでもない他人だけでもない、その狭間に存在証明を見出すことを思い出さなければいけないのかもしれない。
予め失われた僕たちは、失われているからこそお互いの痛みも幸せも分け合い埋め合う。