特筆すべきは、音響面での演出です。声帯が存在しないスケルトンの状態からグールへと進化し、不器用ながらも声を発せるようになる描写において、体の穴という穴から声が抜けていくような生々しい発声を見事に表現した声優陣の演技と、作画の凄みには目を見張るものがあります。
一方で、映像面の表現には少々課題が残ります。主人公のスケルトン姿を3DCGで描写しているのに対し、隣り合うスライムなどの敵や背景が2D作画で描かれているため、質感の違いや異物感がどうしても拭えません。フレームレートの差異も相まって作画とCGの馴染みに違和感が残ってしまう点は、せっかくの重厚な世界観や迫真の演技だけに惜しまれる部分です。