オープニング映像で印象的だった「パフェを食べていたあの子」——張景嵐との交流を描いたエピソードでした。
本作の素晴らしさは、単に「かわいい女の子たちが楽しくお酒を飲む」という表面的な魅力にとどまらない点にあります。日常の裏側に潜む複雑な感情や、些細な会話の端々に滲む心理描写のリアリティが、他の日常系アニメとは一線を画しています。
第6話でも、キャラクター同士の距離感や空気感の描き方が非常に秀逸でした。お酒そのものの解説以上に「お酒が介入することで変化する空気感や人間関係」を丁寧にすくい取っています。
また、キャラクターたちが魅せる愛らしいやりとりと同時に、ふとした瞬間に差し込まれる「切なさ」や「割り切れない感情」の機微が胸を打ちます。
砺波いぶきが抱えるコンプレックスなど、登場人物それぞれが抱える人間的な側面が、上伊那ぼたんという存在や「酒」という触媒を通して静かに浮き彫りになっていく。そうした作品全体のテーマである「関係性の移ろい」を深く描き出す見事な一幕でした。