会社の方針だったとはいえ、なりすましをしていたことを
正直に公表した舞桜。
ポイントを返上して、けじめをつけた。
会見という「組織に気を遣い、民衆と向き合っていない」
という印象を与えかねない形でなく
ファンイベントで公表したことは賢明な判断だったと思う。
過去のシリーズで、梨花や沙都子は
小学生のうちに絶命することが多いから
中学の制服を着ている姿を見ると、
ようやく乗り越えたのかと思えて微笑ましい。
今のシリーズが、どのエピソードからつながるか
知りたいところ。
沙都子のメンタルは常軌を逸してるな。
無理心中はかったり、身投げしたり、水路に落ちたり
死の決断が早すぎないか。もっと試行錯誤したらどう。
この作品にも出てくるんだな。
「人類は技術に振り回される」みたいな
使い古されたセリフは、表現者の自己満足で
誰の得にもならないだろう。
生命維持装置も、自衛のための装備も否定したら
この作品世界だと主人公側の存在すら失われるというのに。
PCやCGを使うことが前提になっている現状の業界で
技術のことをとやかく言えるのかよ。
炎色反応くらい知ってるだろ、高校の授業で習うんだから。
司は千空が生きてることを知ってた。
偽の墓を作った意味はあったのか。
蒸気自動車。歴史上、最初のものは
戦車として開発された。見た目はすごいが
道中に塹壕掘られてたらひとたまりもなさそう。
似せて造られた別作品。
過去のTVシリーズは、登場人物個々の魅力ゆえ
人気作となったが、人間関係は良いとはいえなかった。
この『新劇場版：Q』では、その関係性が
過去のシリーズより改悪されている。
中盤から登場する綾波レイの
「似せて造られた別個体」と匂わせる描写と同様、
本作も「似せて造られた別作品」なのだろう。
扶桑のエース、雁淵孝美の代わりが務まると自分で思っている者は
佐世保航空予備学校の現役学徒において極少数（この時点で絞り込まれている）
➔選抜試験中、唯一のライバルがアクシデントで脱落。
『ブレイブウィッチーズ』では綺麗に描いていたけど
選抜試験は体裁で、ひかりが選出されたのは
実質的に「欠員が生じたことによる繰り上がり」だな。
TV業界における描写の自由度に期待はしていないので
オンエア版の加工については、とやかく言わないでおく。
シナリオ面では、主人公の
レナードに対する行為は妥当な措置だと思うし
フレアは利用価値があったから治癒したまでで
生かしておいたことが優しすぎるということはない。
偽善を徹底的に排した点を高く評価したい。
