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良い

薫子は桔梗の出身。凛太郎は千鳥高校。合わない二つの高校に通う二人の運命は…玄関での騒動もありなおさら溝も深まってしまったかもしれないと思う凛太郎はもう薫子とは会わない方がいい
と思ってしまった。友達にも最近変だとバレ始めていたが、彼は黙り込んだ。店に帰ると薫子が閉店時間になってもいてくれたらしい。凛太郎に会いたかったから学校の前まで待っていたらしい。
なんというかいい子だなあ…。凛太郎が千鳥の生徒で良かったと言ってくれたが凛太郎の言葉に少し切なそうな顔をしていた。母親に言われたことを考えると、自分が受けてきたものを薫子にも受けさせてしまったことを理解した。朝早く二人は出会い、昨日のことを謝った凛太郎、そんな顔をしたつもりはなかったがでてしまっていたことを恥ずかしく思った薫子。この二人は惹かれ合う運命であったのだ。



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