これが1981年?と目を疑う。この時期にこの作品、アニメ界のオーパーツすぎる。
押井守エキスが多すぎるが、それがなければ平凡な1作品で終わっていたかも。
第1話と最終話のニルスが別人すぎるくらい精神的に成長する。
情操教育によさそうとか言うと面白くなさそうに聞こえるが、そんなことはない。
フランス革命という実際の起きた話の中に架空のキャラクターを入れ込んで描くなんてよくそんなバチあたりなことをするなあと思った。
史実だと勘違いしてしまう事故が起こりそうで、見ながら憤慨していた。
まあそんなこと言い出すと水戸黄門も見れないのだが。
…つまりベルばらとは、水戸黄門なのである。
中学生の頃、深夜の再放送で見た。当時の中2病患者には刺さる。
絵が古いのになんでこんなことやってんだという感じ。
1つ2つ時代の先をやってたんだなと思うとリアルタイム勢が熱狂したのも理解できる。
世界名作劇場で1、2を争う名作。
原作にも忠実。
Netflixの実写版は当初このアニメ版に近い雰囲気を持ってて良かったのに、昨今の社会テーマを盛り込んだりしてしまって、…どうしてああなった。