2023.9.7(木)視聴。
>バチクソに上手な楽奈の登場により、今度は愛音が曇りそうな予感。
予想通り曇った。
物語の展開を順に追ってみる。
①楽奈の登場にライバル心丸出しの愛音だったが、最終的に逃げ出してしまい、自分の存在意義に不安を覚える。
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②にゃむち(動画投稿者)の「時短で楽して」をヒントに、燈に"ギターの簡単な"新曲をつくるように唆すが失敗。
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③燈が"終わってしまうから"バンドをやりたくない、というのをいいことに、愛音が燈の肩を持つが
結局は体の良い言い訳をして"逃げて"いることを立希に図星を突かれてしまう。
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④逃げた先で、中学時代の友達に会って留学失敗がバレそうになる。←燈が助ける。
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⑤水族館でペンギンをみながら、愛音は自分の過去を打ち明ける。
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⑥燈は「行き止まりになっても愛音は進もうとしている。進んでも終わりではない」と元気づける。
→2人は「迷っても進みたい」=「ライブをしたい」気持ちを再確認する。
こうしてみると、愛音は"都合が悪くなると逃げてしまう、目立ちたがり屋さん"だということがわかる。
でも私は愛音のことを笑うことはしないし、批判することもしない。
私もうまくいかないときは逃げてしまう。
逃げ方を覚えて、楽をしてしまう。
人間だもの。
愛音は(イギリス留学は無謀な挑戦だったかもしれないが)ちゃんと一歩を踏み出していて勇敢だと思う。
⇒「またダメになってもやり直せるって思わないと」という1話のセリフは、彼女のマインドが前向きであることの証左。
壁にぶつかることを恐れて、その一歩すら踏み出すことのできない人に比べれば勇者だと感じる。
彼女は、グループを推進していく"ファーストペンギン"。
行き止まりになるかもしれないけれど、まずはやってみようと進んでいく様子は、最初に海に飛び込んでいく勇敢なペンギンと重なる。
不純な動機であっても、"挑戦する"人を笑うことはできない。むしろ称賛に値する。
⇒このアニメでは1話から何かとペンギンが出てくる。
これは愛音が"ファーストペンギン"であることの暗喩かもしれない(違っているかも)
少しずつ言いたいことを言って、バラバラな4人はようやく一つになれるのか。
ライブという目標に向け、迷いながらも前へ進もうとしている彼女たちの物語に、これからも注目する。
【伏線】
(END)1.なぜ愛音は、このタイミングで羽丘に転校してきたのか。
⇒イギリス留学に行ったが、周りについていけずリタイアした為。
2.急に出てきたsumimiは何者で、今後どう関わるのか。
# 2、3話では登場せず。4話でやっと登場。どうやら初華(うい)は祥子(さき)とLINEで連絡を取り合う中みたい。
# 5話ではライブビジョンに出ただけ。
3.そよが燈に固執する理由は?
# 危うい行動の理由は何? そよは燈だけでなく祥子にも声をかけている。昔の女とよりを戻したがる男みたいな行動していて心配。
# 5話でビルの屋上で立希とそよが話すシーンは、そよが立希をうまく誘導しているようにみえた。
# 立希が光の位置に、そよが闇の位置にいるという対比は、絶対に意味があるよね。
(END)4.愛音がギターボーカルをやりたい理由は?
⇒(憶測になるが)イギリス留学に失敗したから、高校デビューでやり直したいと思っていた。
忘れたいほどの"失敗体験"があったから、ギターボーカルというバンド(=目立つ存在="成功体験")の中心に立ちたかった。
単に"目立ちたいから"だけではなく、過去の失敗を打ち消したいという気持ちがあったのだと感じる。
5.なぜ祥子は急に「CRYCHIC」を辞めたのか。
# スマホをみて驚いたのはSNSでの中傷かと思ったが、その後月ノ森を辞めて羽丘に転校していることから、別の要因かと思った。
# そよが辞めた理由を聞いても応えてくれず。5話では登場せず。
6.睦が「私はバンド楽しいと思ったことは一度も無い」と語った真意は何か。
# 言葉通り受け取ってしまえば、燈が傷つくには十分な飛び道具だが、ちょっとそうは思えない。
# 祥子とは幼馴染であることから、何か意図があるのでは。5話では登場せず。