2023.9.16(土)視聴。
前半は「MYGO!!!!!」の打ち上げ回、後半は「Ave Mujica」誕生の物語。
なんか全部「Ave Mujica」に持っていかれた感があるが、2つにわけて感想を書く。
<前半>
そよは燈に、燈の書く歌詞が苦手だったことを打ち明ける。
燈の歌詞は魂の叫びで、そよ自身の心の叫びでもあった。
「バンドで演奏するということ」=「自分自身の心の叫びに真正面から向き合うこと」ならば
「CRYCHIC」であろうと「MYGO!!!!!」であろうと、そよは自分の中の葛藤や疑問に
向き合い続けなければならない。
フロントマンの燈には"心の葛藤を歌詞に書き起こす"才能がある。
そして、どこか人間性が欠如している不安定さがある。
私は彼女の魅力溢れる、そして暴力性のある歌詞が、「MYGO!!!!!」にそよを繋ぎ止めることに成功したのだと考えている。
ただ、燈にはまだまだ才能を抱えるだけの器が無い。
そして彼女が成長すれば彼女の抱えている葛藤が埋まり、今作っているものは別の歌詞が生まれてくるだろう。
今後の「MYGO!!!!!」は、彼女の成長が如実に歌詞に現れ、メンバーが振り回されることになるのかもしれない。
<後半>
「MYGO!!!!!」を"不安定な若者が少しずつ前に進むバンド"とすれば
「Ave Mujica」は"完璧な世界観で頂点へ一直線のバンド"だと思っている。
捨てられた人形たちが向かう"人形としての死"。
それは誰からも「愛されないこと」、そして「忘れられること」
それに抗うため、いや自分の人生への復讐のためのバンドというイメージがある。
最終的に祥子がアル中のクソ親父の家に帰っていったが、バンドリ史上最大の闇となっている。
「Ave Mujica」もアニメ化が決定しており、この物語も追って行く予定。
【伏線】
1.なぜ祥子は急に「CRYCHIC」を辞めたのか。
# スマホをみて驚いたのはSNSでの中傷かと思ったが、その後月ノ森を辞めて羽丘に転校していることから、別の要因かと思った。
# そよが辞めた理由を聞いても応えてくれず。5話では登場せず。6話では「話をつける時が来た」と言っており、明らかになりそうな予感。
# 「月ノ森に行けるわけがない」というところも気になる言葉ではある。7話でも触れられず。8話、9話、10話、11話でも未だ不明。
+
2.睦が「私はバンド楽しいと思ったことは一度も無い」と語った真意は何か。
# 言葉通り受け取ってしまえば、燈が傷つくには十分な飛び道具だが、ちょっとそうは思えない。
# 祥子とは幼馴染であることから、何か意図があるのでは。5話では登場せず。6、7話では触れられず。8話、9話、10話、11話でもわからない。
# 12話では「CRYCHIC」を何らかの理由で脱退後、何か心境の変化があって、新しいバンドを立ち上げたように見える。
# まだ謎が多く伏線回収はできない。
⇒「Ave Mujica」にも持ち越されるが、"答え"に近いヒントは出ていたと思う。
▶月ノ森のお嬢様学校に通えるほどの財力が無くなった=祥子の家の没落
「CRYCHIC」を続ける以前の問題に陥った。
▶幼馴染の睦は当然↑を知っていた。だから自分が悪者となって「バンド楽しいと思ったことは一度も無い」と言った?
▶祥子はこれまでのコネを駆使して新生バンドを結成する。
理由は"金を稼ぐため"かもしれないし、"自分の人生への復讐"かもしれない。
総監督として一から世界観を作り上げ、ガルパに殴り込みをかけてくるのだろう。
次のゲーム7周年で、絶対「Ave Mujica」が参戦してくるだろう。45人体制か。果たして追えるのか?