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ずーっと10点満点で3~4点ぐらいのところを飛行していて、どこに違和感があるのかを考えたのだけど…

  1. 制度・舞台設定
    ・どういうリーダーを育てたいのか(目的関数)が曖昧
    ・学園やゲームのルールが恣意的で、妥当性・必然性が弱い
    ・育成実験としての仮説・検証サイクルが成立していない
    ・リーダー像・組織論の解像度が低く現実社会を踏まえていない
    ・結果として大人側(学園、ホワイトルーム)が無能に映る
    → システムとルールのハックをするならビジネスや政治の方がリアリティがあって面白い、わざわざ学園で謎のゲームで戦うという非現実的な設定にする必然性が感じられないし、成立する強度まで設定が練り込まれていない

  2. 人間観・人間性の扱い
    ・キャラが個々に行動原理を持つ人間というより、パラメータが多少豊かな駒程度にしか見えない
    ・合理に徹し、分析実行精度を上げた者が強いという価値観が揺らがず、その上での精度勝負に終始している
    ・感情や非合理、つまり人間性が論理に対する対抗軸とならず、単なる弱点として処理されている
    → 人間性を効果的にドラマとして扱っているように感じない、合理が勝っても良いが単なる精度勝負ではワンパターンに感じる

  3. 戦略・駆け引き
    ・やたら多い登場人物たちが、都度誰を選んで組むかぐらいの小さい話に映る
    ・局所的な読み合いに終始し、構造的な戦略が描かれない
    ・学園で好成績を取ったとして、どういうリーダーになって何をするのか不明なので誰が勝とうが興味が持てない
    → 勝敗の価値・カタルシスが薄い

チェスのような純粋な論理ゲームでもなく、現実の政治・ビジネスのような制度劇でもなく、人間ドラマとしての撹乱や非合理の強さもない。かといって、それらを薄くまぜあわせたことによる特有の面白さも特に見えてこない。結果として何もかも中途半端に感じてしまう。設定や舞台である程度リアリティラインが上がっているのだが、そのわりには色々雑で違和感ばかりが目立っている。
アニメ特有なのかもしれないが、キャラを気に入るほど深く描写もされていないので、うっすらした知り合いの集団が雑に作られたルール内で始終ごちゃごちゃ動いているな…別に誰が勝っても負けてもどうでもいいじゃん、という感覚が拭いきれない。



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