今回人魚サイドではララが迷いをふっきって地上・人間側に戻り、リサ側の理解も若干は得られた(そしてあの物騒な魚は今回もやはりララの感情と光に応じ、ララの望みに沿った動きをしていた)。人間サイドで見ると茉里・ルカと揉めて和解した、プロット的にはそれだけではあるのだが…2話から少しずつ少しずつ茉里とララの距離が近づいて、今回お互いを大事に思っていることを自覚して言葉と態度でぶつけ合い、一緒にいる姿と会話の距離感が親しい友人のそれになった。この両サイドでの進展によって、ララの人間、そして人間社会との関係が一線を超え、引き返せない地点まで到達した回となった。ララの巻き起こすドラマはいつものように非常にベタではあるのだが、これまたいつものように作画、ボイスアクト、演出は非常に素晴らしく、特にラストに夜のベランダで何の隔たりもなく言葉を交わし合うシーンは、フラグにしか思えない将来の約束、魔女の見えない水槽が映った2人の写真との対比もあって強く印象に残った、というか残させられた。
一方で、薬の効果で泡に戻るまでの猶予はできたものの、恋愛的な意味で本当の愛が結実しそうな雰囲気はない。ここまでの描写的にはルカと本当の愛として結ばれそうな気はしないし…仮に本当の愛が見つかっても、ララの光とやらはこれまで感情を向けた人に関する望みに応じて攻撃的な動きしかしていないので、それで人魚側の問題がまるっと解決しそうな気もしない。人魚を救うためには強い感情は人魚全体に向けないといけないだろうし、その上で攻撃的ではない光の発露をしないといけないだろうけど…どちらの気配もない。決定的な光をトリガーできそうなのは現状だと茉里…ありそうなのは茉里かララの危地だが、そうなったとしても光はデカい魚を動かすものの人魚全体は救わない、その状況で魔女が企図を表して、となりそうなのだが…あと4話?いずれにせよ楽しみではある。