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とても良い

成田良美さんの秀逸な脚本が光る回。
この回もモブキャラが話の中心に。母親と死別した姉妹の母の日のドラマは泣かせる&重いけど、コブラージャとサソリーナのコントで笑いの要素も入り、巧みな脚本だ。
また、味方サイドの物語に唐突に敵が絡んでくる回が多いプリキュアシリーズだけど、このシリーズ、特にこの回はコブラージャにムカついたサソリーナが「むしゃくしゃしたからプリキュアに腹いせしてやる」と絡みに行く一応の理由付けがなされており、こういった要素の論理的な繋ぎに少しでも配慮があることは脚本の質を上げると思う。
デザトリアンとプリキュアのバトル中に、姉妹の姉の「自分も母親を失ってつらい」「中学生の身で妹の母親代わりをすることの難しさ」という心情の吐露があり、幼い妹が姉への思いやりに目覚め、バトル終了後は姉妹の和解と明日への決意から、妹が仏壇に供えていたカーネーションを姉に贈るという結びまで、プロットの流れも素晴らしい。



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