本日の夜実況。
自分の中では、ハトプリのベストと思っている回。これぞ成田。
ななみは「笑顔が一番」を守る為に、逆に随分と我慢をしてきたのだなと。
ななみは「思い出すとつらくなるから」と、母のことを忘れるようにしてきたという。「笑顔が一番」という言葉が母の遺言であるを忘れていたのも、恐らくその為。
最初、謎の光で遺影の顔は隠されている。
ななみが「笑顔が一番」を思い出した回想で、母の顔ははっきりと映され、以後遺影にも顔が映るようになる。という好演出。
めちゃくちゃいい話だった。ありがとう成田脚本。人情脚本のプロ。
それはそうと、OPと本編中の脱糞がBPO苦情により演出変更されてましたね……珍しくBPOくんGJって思っちゃった。
催し顔のせいでまぁ、まだアレみは感じるのだけど、黄色い物体じゃなくなっただけでだいぶファンシーになりましたね……
本日の夜実況。
「遊びたいなら遊べばいい」サソリーナは言った。
サソリーナには知る由もないことだろうけど、それは図らずも、母の遺志そのものでもある。
悲しいことを忘れる為に作り笑いをするのではなく、何かを我慢するのでもなく。家族一同、心からの笑顔で楽しく生きよう。
シプレとコフレは、るみに普通に話しかけてた。
幼女になら話しかけてもいいらしいw
以上、前回と感想は同じなので、細かなところだけ。
ハトプリで一番好きな回は、この回かも知れない。成田さんだけでなく川村女神の作監回であることをEDで確認し、改めて納得。
昨日の録画分。
これぞハトプリ、これぞ成田という人情回。以下ネタバレ。
「笑顔が一番」が、なみのモットー。
由来を思い出せずにいたなみだが、実は亡き母親の口癖だったと思い出した。つらいことに見なかった振りをしようという意味ではなく、いつも楽しいことを探し続けようという意味の「笑顔」と思う。
なみはファッションデザインに以前から興味があり、ファッション部に入った。一方のるみは「笑顔が一番」という言葉と共に、お手製のカーネーションを姉に手渡した。
母が望んだ遺言通りの、笑顔に満ちたオチ。
なみなみはファッション部の一員として、今後も準レギュラーとして登場し続ける。なんという粋な計らい。
コミカルな芸風のせいか異常にシリアスな話。となりのトトロっぽさあるし兄や姉ならわかるわ~となるかと
4クール作品で母の日回は1度しかできないのに、母親が亡くなった子をテーマにするのがスゴいと思う。
なみなみだって中学生でやりたいことがたくさんあるのに、母親の代わりとしてしっかり者キャラ扱いされて、父親は妹の方にばかり構って、これは長女長男の宿命?私服センスが亡くなった母親に似ていた。
えりかは、なみなみの母親の気遣いをできる一方で、モグモグ食べながらおかず乞食もやってスゴい振れ幅。
なみなみもサソリーナもプロポーションが良かった。川村敏江作監。
成田良美さんの秀逸な脚本が光る回。
この回もモブキャラが話の中心に。母親と死別した姉妹の母の日のドラマは泣かせる&重いけど、コブラージャとサソリーナのコントで笑いの要素も入り、巧みな脚本だ。
また、味方サイドの物語に唐突に敵が絡んでくる回が多いプリキュアシリーズだけど、このシリーズ、特にこの回はコブラージャにムカついたサソリーナが「むしゃくしゃしたからプリキュアに腹いせしてやる」と絡みに行く一応の理由付けがなされており、こういった要素の論理的な繋ぎに少しでも配慮があることは脚本の質を上げると思う。
デザトリアンとプリキュアのバトル中に、姉妹の姉の「自分も母親を失ってつらい」「中学生の身で妹の母親代わりをすることの難しさ」という心情の吐露があり、幼い妹が姉への思いやりに目覚め、バトル終了後は姉妹の和解と明日への決意から、妹が仏壇に供えていたカーネーションを姉に贈るという結びまで、プロットの流れも素晴らしい。
保育園児を持つ身として、この話見るの非常にツラい…。。亡き母の代わりを務めようと家事育児を担う姉のななみもだけど、母に会えない辛さに打ちひしがれる中で姉までデザトリアン化で失われかける妹のショック計り知れないぞ…ただの腹いせでプリキュアに八つ当たりしたいからってデザトリアン化させたサソリーナ罪深すぎる。。
でも、吹っ切れて姉妹がまた前を向けるようになってよかった。そしてファッション部員も増えたw
(2017/7/3)