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とても良い

キングジコチューはトランプ王国国王の娘の命と国民のどちらを取るかの選択によって誕生したと。アン王女は同じ選択を迫られて父を殺すことができず、自らの魂をレジーナと亜久里とアイちゃんに分けたと。
肉親一人を救うか人類全体を救うかの二者択一は、当事者と他人では意識が違って当然。キリスト教では、イエス一人が人類の罪を背負って処刑されたとされているけど、もし聖母マリアが処刑されることになっていたら、イエスはどうしただろうか。それぐらいの哲学上の難題だと思うし、マナ達の言う通り、誰も責められない。
レジーナは正気を取り戻しても父たるキングジコチューサイドに着いたわけだけど、そもそもアン王女から切り離された利己心の化身であるからやむ無しかと。
ただ、レジーナはこれまでのマナ達との心の交感があって、元は利己心の化身であっても一個の人格であり心を持っている以上、そこに友情と利他心が芽生えているはず。前々話ではマナを好きとまで言い放ったのだから。ここからの大詰めのバトルではそこが鍵になるかと。また、キングジコチュー自身にも救済的な結末が必要かと。



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