文狐さんが七度狐という設定は熱い!上方落語の七度狐は東の旅の中の演目で、人間に虐げられるどころか、人間を化かしきる。落語の中のまめだは健気で死んでしまうけど、狐はとことん強か。
圓紫の若い頃はしららっぽいし、文狐の弟子入り当時はツンツンしてるけど立場はまめだと似ている。
日本の各地にあった稲荷社は近くの寺社の中に移設(合祀)されたものも多い。地域にもよるだろうけど、祠や小社は手入れする人が居なくなると移設されるか、御霊を移す儀式をして取り壊されることが多い。うちの界隈の稲荷社や巳社は寺社の外にもまだあり、大切にされているが、戦没者を供養する祠は取り壊され、移設されたか否か分からない。
先代の大黒亭を殴った社長は、日露戦争の軍需成金ってところか。
文狐さんの回想、泣けた。
百年目を聴いたことはないけど、米朝師匠の著作で読んだ。米朝師匠は上方落語再興の人でもあり、演じられなくなった古いネタや小噺も含め、沢山の演目を書籍に残している。
Cパートも若き日の3人で良き。