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とても良い

参謀本部からサラマンダー部隊の名目上の指揮官が来た。
指揮官はデグレチャフ中佐から軍功を奪ってしまうことになるのを詫びに来た。が、デグレチャフ中佐は参謀本部に恩を売れることと、前線の責任をなすり付けられるのでこれはしたりとほくそ笑む。

イルドアからは観戦武官がデグレチャフ中佐のいる前線視察に来た。イルドア側は戦争の仲介をするために講和の落とし所を探っている。
中佐は損切りすべきだと主張するが、多くの帝国軍人はこれまでの損害と恨みを鑑みて条件を譲れないと。
ここでの損切りとは、拡張した領土は返還し、戦前の国境線回復を持って賠償金の相互請求権をチャラにし、戦争を手打ちにすること。これが最も現実的な講和条件だが、戦前のドイツも日本も被害が極大化するまで1ミリも出来なかった。

コンコルド効果とは、さらに損失が出て泥沼になると分かっていても過去の損失を取り戻したい余り、合理的な撤退や損切りが出来ない心理現象を指す。フランスの超音速旅客機コンコルドの事業撤退の失敗にちなんで付けられた呼称。

結局、参謀本部は鉄槌作戦を発動。
イルドアの目論んだ講和仲介は水泡に帰した。



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