奏が落ちた。
何だかんだ言いながら付いてきてくれると思ったのに、3人で吹いて欲しかったけれども。
メンバーに呼ばれなかった時の奏の表情が今も残っている。
ソリに真由が選ばれるのはこの流れなら当然だった。
真由は吹けば自分が選ばれるってわかってたし、麗奈も彼女の実力を察していた。
久美子もそう感じていたはず。
ソリの名前が呼ばれた瞬間、理解するまで時間がかかっていた様子。
久美子は北宇治のオーディションについて何度も口で言って理解はしているけど
果たして心から納得しているのだろうか。
麗奈の意見が正しいって話してた時も、そうであるべきなんだと思い込もうとしている感じがしたし、
お風呂の更衣室で真由と会話中、言葉と表情が噛み合ってないというか
北宇治のオーディションについては、それが正しいと自分に言い聞かせようとしているように感じた。
麗奈が先生からのジュースをみどりにあげたのはちょっと揺さぶられた。
彼ら二人に何があったのかな。
「そして、次の曲が始まるのです。」 のセリフ。
毎回同じなのに毎回違うの凄い。