神門とのシーンは、感情をぶつけ合う派手さじゃなくて、理解と肯定が静かに交差する瞬間だった。言葉数は多くないのに、「ああ、この関係はここまで来たんだな」って腑に落ちる。ああいう場面って、作り手が登場人物を信頼してないと描けない。
無陀野の墓参りも同じ。
勝利でも救済でもなく、残った者が背負って生きていく覚悟の描写。派手な音楽も演出もいらない、ただ「生き延びた人間の背中」を見せるだけで、ちゃんと終わってくれた。だからこそ「良い締めだった」って言葉が自然に出る。
重た過ぎない会話で余韻を残してあるのも良かった。