Aパートは微笑ましくも丁寧にミドル男性のおひとりさまスイーツ問題を描いていた。と思ったら、Bパートで急にテンション高いファンダジー展開に。ってそれもお前だったんかい!
「ヲタクに恋は難しい」よりもよっぽど誠実に他者と向き合ってるのではないだろうか(もちろん「自由のきく職場」と「学校という閉鎖的制度」を比べるのは早計ではあるが)。攻撃誘発性(Vulnerability)をかもしださせる猫耳の蒼井翔太さん好き過ぎる。「個/孤」であることをおそれないよう進言しつつ、でも一緒にいようする関係性よ。
サイレンススズカの風を切る走りのシーンがずっと印象的だったので(誰よりもはやく走ることが祈りになるような)
逆に天皇賞レース前に左右で色のちがう靴と、その靴紐を結び直すカットのところでかなり嫌な予感が示唆された。
ここまでのチーム内での関係性の描写が積み重なっていたので病室での展開も安心できる。
小説家に焦点があたるこの5話は、書き手の念が宿る「稀モノ」の設定が効いていて、スティーブン・キング『ミザリー』の変種のようなオチ含め今までで一番おもしろかった。