2度目の失敗を経て作戦会議。
ここに来てようやくオリジナル展開にエンジンがかかったという印象。
外の世界の描写をしっかりやってくれると原作の群像劇感がちゃんと出てくるので、そこが肝心に思える。
レンとノーラの過去話と因縁のグリムとの対決はかなり見どころがあった。
なにかを失った悲しみを抱えつつも、未来のために足を踏み出そうとする一同の姿が眩しい。
チームルビーのメンバーはみんなバラバラに行動しているものの、悲劇を起こさないためにと結局は各々がミストラルに集うことになるのが良い。
ワクワクする展開。
最近はトドメを刺す時にフィナーレ単体になりがちだけど、コンビネーションで技を放つのも見てみたいところ。
終わることを受け入れることも大事。
ラストシーンが素敵だった。
新ED良いなあ。
これだけ丁寧にアイドルの気持ちに向き合うマネージャー偉すぎ。
正しいことをやるのではなく、やりたいことをやるのがアイドル。夢のある言葉。
杏夏のトップオタクがいい味出してた。
もう既に誰かにとっての特別な存在だったことに気づいてよかったなあ。
新たなライバルの登場。
負けた悔しさに打ちひしがれているかと思いきや、学校の誇りになっていることを再確認して再起を目指すの、なかなかにジェットコースターな展開だ。
まだ課題解決とはいかないので、チームとしてどう向き合うのかだなあ。
平和的なパートはほっこりする一方、戦闘パートは相変わらずキレッキレでアツい。
千束についての謎がいい味出してるなあ。
アラン機関は誰かを助ける代わり任務を与えるという契約があるけど、千束には任務を自分で決める権限があるってことか?
間違いがどんどん拡散されてしまってそれが浸透してしまうという SNS 時代の問題、そして正しさを追求することの残酷さ。
社会派だなあ。
過去の時代の文献ってどういう形で残っているんだろう。
ハックの過去を聞ける時も来るかな。
3話までの原作パートは駆け足だった一方で、オリジナルに入ってからは逆にテンポが良くない。
致命的な点として、最初の3話での世界観構築と4話以降のオリジナル展開があまり繫がってないのがしんどい。
折角ワイズにスポットを当てるのだから、もっとワイズの過去についてを3話までに丁寧に描いてほしかった。
カンパニーのことやファウナスへの偏見がさらっと描かれているだけだったので、もっと深掘りするべき。
加えて、ナイトメアというグリムについての説明もあっさりしていたし、どれほど恐ろしいかが分かるようなエピソードがこれまでになかったので、深刻さが分からず、夢の世界にあまりのめりこめない。
これならワイズが現実世界で闇堕ちしてグリムを使役するような展開にした方がよっぽど刺激的で緊迫感のあるストーリーになった気がする。
最初からスピンオフとして原作パートなしで製作したほうが良かったのでは?