人生は選択の連続だ。 高校の部活動選びなど大人になった今ではささいな選択だと思うが、朝にとっては大きな人生の岐路だった。 朝は幼少期から選ぶのが苦手な女の子だった。 だから常に母を指針として生きてきた。 部活選びは、母を亡くした朝にとっては初めての、方位磁針なき船出となったのだ。 だから、間違える。30万円のパソコンを黙って購入してしまう。朝に必要なのは、後ろで見てる人ではなく、前を見せてくれる人なのだ。 槙生は、もっと彼女の前を歩かなくてはならない。ただ前を歩くのではなく、朝のほうを向いて。
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