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敵基地を探索する08小隊と地球脱出を目指すユーリ少将率いるジオンの部隊。双方の作戦行動が交互に描写されるストーリーはこれまでになくダイナミックに展開し、ラストに向けて物語が大きく動いてきたな、という印象を受けました。

そんな中対峙することになる両者ですが、戦争に疑問を持つシローだけでなく、仲間を逃すため出動したマゼランアタック隊も相手を倒す為でなく生き延びる為の戦いをするのが印象的でした。ここで玉砕覚悟で戦いに挑めばドラマチックなのでしょうが、終いに隊長ボーンが機体を捨てて身一つでとんずらするシーンなど、非情な戦争の中において、カッコ悪いけど生き抜くためのしたたかな強さ、人間臭さが描かれているのが好感が持てます。人間関係の中にも何処か理性的な冷たさを感じる宇宙世紀ガンダムに対して、この辺りの本作品の人間を描く目線に感じる人間臭い親しさや温かさは魅力の一つなのかなと改めて。

ところで、この隊長ボーンの中の人は堀内賢雄さんで、前話で08小隊に敗れたトップ隊長、つまりハマーン様の雪辱を今度はマシュマーが、みたいな構図になっているのが宇宙世紀ガンダムファンにとって熱いw

あと今話での08小隊最大の殊勲者は決死の誘導劇を演じたミケルで決まりでしょう、ええ。



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