Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

ついに言葉となってレーナに突きつけられた現実。これまで毎回AパートBパートでレーナ側と86側の描写をはっきり書き分けてきたのが効いていて、今回レーナが思い悩む姿と共に、両者の立場が深い断絶で隔てられていることを痛感させられます。

そして、アネットやジェロームが示唆するように、レーナが”安全な所から”どんなに高い理想を抱こうと、86が命を張り、レーナが画面越しに眺めているだけ、という現実は厳然としてそこに在り、これからも86は豚として扱われレーナは白豚であることになんら変わりはありません。しかしそれでも、レーナが理想とどうにも出来ない現実を踏まえた上で、自分自身のこと、今の自分自身がすべきこと、86に再び向き合い人として真摯に詫びること、を通して、少なくともお互い同じ人間ではあるのだと認め合った瞬間はなにか一筋の希望を抱かせるものを感じました。



Loading...