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とても良い

ショートケーキを美味しそうに頬張るレーナ。ケーキを食べられる安全な所に居る自分の現実を受け入れた証にみえました。しかし真実を聞かされ戦争が86の問題でなくアルバの、自分の存亡を賭けた戦いなのだと知り、ついて出る言葉「私も一緒に」。しかし出てこない次の言葉。繕うような「一緒に頑張りましょう」が悲しく響く。戦場を知り彼等と自分とにある断絶を痛感している彼女が逡巡するのは当然だと思います。しかし他人事では済まなくなった事で、共和国が、レーナ個人が近いうちに決断を迫られるのは確か。この辺り今後どう描かれていくでしょうか。

そしてシンの諦観を感じさせる「そうですね」という返事。レーナが語る希望の言葉は耳で戦場で毎日実感し続け結論を受け入れた彼には、何も知らない無垢の声、遠く離れた声なのかもしれません。それを優しく受け止めるような彼の返事の穏やかさがとても切なく響いて胸を打ちました。

シンは覚悟した人生の残り時間を兄を、おそらくは第一戦区に一匹いるという羊飼いを見つけ出そうとしている、ということなのかな。



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