原作(グレンタイザー無印)を短縮したのか、全体的に雑なように思える。
リメイクするならするで、もっと原作愛やリスペクトを感じられる作り方にして欲しいと思う。
(おそらく原作愛自体はあるのだろうけど、視聴者が感じられないと意味が無い)
概ね「今風にしました」「ありがちな感動展開にしました」という内容が多く、どうしても雑さが目立つ。
もし原作の時代に放送or長期放送でもっと丁寧に描いたなら違ったかもしれないけど、今の時代だと難しい。
完全に結果論だけど、せっかくの原作は高評価な作品なので、部分的なリメイクか、原作の続きにして完全に別物にするなどにして、もっと濃い作品にした方が良かった気がする。
所謂ハリーポッターフォロワーの作品で魔法の学校が舞台。主人公は魔法の才能が無いので剣により単位取得で、メイジのトップを目指す。
個人的には、各キャラのバックグラウンドの説明が少ないのが気になった。主人公の場合は、孤児院とか幼馴染との関係とか根幹は説明がなく、表層的の解説ぐらいで終わったように思う。
ただ、それ以外の要素(作画や音楽など)が全般的に高いレベルで作られている作品で、それだけでも十分に楽しめる作品だった。
着ぐるみを着た役者が演じる舞台という設定で、お笑い芸人作のコントを声優が演じるアニメ。
前半がコントパートで、後半が制作の裏話パート。
コントパートは良くも悪くもプロのコント作品という感じで、お笑いが好きな人は楽しめると思う。逆に、ストーリー重視な作品を求める人には向いてなさそう。
個人的には、この作品のテーマというか、何を描きたくて作ったのか、というのがどうも伝わらなかったのが残念。
あえて検討するとしたら、声優+お笑い+アニメの実験作みたいな感じか。
ただAパートとBパートの時間配分がバラバラというのが気になった。Aパートが、10分超の時もあれば、6分強の時もあった。
Bパートが制作裏話である以上、Aパートのコントが主であるべきであり、だからこそAパートは最低でも半分を目指す時間配分にしてほしかった。
「魔王軍最強の魔術師は人間だった」だけの、ひたすらに薄味でペッラペラな知識系の転生モノ型のアニメ。
その原因が、原作要因なのか、脚本要因なのかは不明。もし原作要因なら、よくアニメ化に選んだなと思う。
特に気になったのは、以下らへん。
・原作では描いてるかもだけど、主人公は転生なのか。それとも何かしらの理由で知識があるのか。が不明。
・同じく原作にはあるかもだが、魔王が信長っぽいのは何故か? 信長が転生した設定?
・シフト制って導入して完了ってものでないだろうに。
少なくとも、夜間の外作業なら明かりが必要だろうし、時計が無いだろう世界で、時間の周知はどうしたのか?
・火縄銃が技術の最先端の時代に制空能力があるなら、かなり優勢に立ち回れるだろうに、なんで活用しないの?
多分、他にも色々あったろうが、とにかく薄味すぎて、ここまで印象に残らない作品はある意味で稀有だと思う。
はじめて、評価の「良くない」を選んだ。
難しい設定とか考えず、根性努力友情とヒーローVSヴィランを楽しみたい方に向いている作品の第2期。
1期から気になっていたけれど、やはり設定周りの荒さがどうしても気になる。
わざわざ黒球を割って瘴気を周囲に撒くのではなく、一つの国内で複数の小さい範囲で撒けば、何か所は成功しそう。
世界が平和になって1話でも「犯罪なんて」みたいなセリフがあったのに、忍者とか裏の世界とかってあるんだ。
ヒーローでなくても忍者能力みたいなの使えるんだ。ヒーロー物でなくて、忍者姉妹の物語になってる。
SHYが胸を突かれたのに、無傷なの何で? 転心輪を持ってたら、頭突きで相手の精神世界に入れる能力ってなるの?
などなど。
特に一国に一人という設定がどうしても足を引っ張ってる印象。その必然性が無いし、またその前提だと事件事故の規模が小さすぎるしや、国がサポートしてる感が全く無い。
ほら……恥ずかしがらずに、もっと短くして、大胆に露出してみようか…。
難しい設定とか考えず、根性努力友情とヒーローVSヴィランを楽しみたい方に向いている作品。
ただ自分の場合は、周辺設定が語られることが少なく、物足りなかった。
もっとリアリティ(notリアル)のある世界観を露出してくれれば、もっと楽しめたと思う。
例えば
・世界に平和する以前に何が起きたのか
・なぜ一国に一人なのか
・一国一人なのに国は認知していないのか
※ 学校で特別扱いをしていなかったり、孤児院に支援が無いなどから
など
また全体的に、もっと圧縮というか、展開を早くしても良かった気がする。
後半の対ツィベタ戦は、実質6.5話もあるけど、原作漫画が22巻(未読)も出ているなら、そうそう原作に追いつく心配はないだろうし。
ありがちなストーリー。MyAnimeListなら65%レベルの凡作。
雰囲気や何となくで物語で語れる時代は終わったんだよ。
まぁ、ちゃんと考えてるって制作側の態度は伝わるんだ。
ただ、カタルシスを目一杯味併せて欲しかったかなぁ。不完全燃焼気味だ。
評価は分かれるだろうが脚本も練られていたし、作画も良い。5話で終わりならきっと高評価だった。
だけど最後の12話まで似たような展開が続くのが少し辛い。その点で評価を下げる人が割と居ると思う。
さっさと3Pすればいいと思います。←結論
原作未読。漫画は無料で読めた範囲で既読。2024年夏の異世界枠のダークホース。
まず、始まった瞬間の串田アキラさん。カッコいい系や可愛い系のOPが多数を占める中、熱血系? のOP( https://youtu.be/RQ1jZPZaGzg )が流れた瞬間、他と違うと判断した。ガツガツ!!
展開的には広義の主人公チートに入りそうだけれど、神様からスキル付与とかでなく、血が流れる努力の結果なので、ご都合っぽさをそこまで感じない。
惜しむらくは、原作マンガでアンジェリカがパンツだったのがスパッツ(か強い影)になってたり、全体的にエッチっぽさがマイルドになってるけれど、アニメ的には仕方がない所。
何にせよ、そこまで頭を使わず、またキャラクターに嫌悪な感じもなく、その上で面白楽しく視聴できた、なかなかに稀有な作品でした。面白かったです。
WOWOWオリジナルかと思ってたら、冲方丁原作(原作未読)のアニメ化。デザインやストーリーから、全体的に少女漫画よりな作品。
序盤からの数話で、差別に抗いながらの架空世界の旅行物だと思ってたら、小規模戦や旅立つ準備で1期が終わった。
音楽が世界観の根幹にあるようで、剣楽/農楽/気象楽者のように〇楽というのが複数存在する。
また独自ワードをルビにして、その漢字をその場面に数秒映す手法を多用している。おそらく、原作小説のルビ+漢字なんだろうけど、読む速度の調整できない映像媒体のアニメには向いてなさそうに思った。
もしやるにしても、外連味のある少数の場面に限定(必殺技とか)しておかないと、その設定群を記憶しきれない視聴者を置いてけぼりにしてしまう。(多分、アニメ化が悪いというより、原作がアニメとの相性が悪い)
上記のルビ描写もあるけど、原作発売当時なら注目されただろうが、中世風ファンタジー+独自設定のアニメが溢れている現状では、なかなか話題になりづらいアニメだと思う。音楽+戦いだけでも、takt op. や漫画だけど戦奏教室、若干ずれるけどシンフォギアなど複数あるので。
全体的には悪くはないと思うのだけれど、原作とのアニメ化の相性やアニメ化の時期の悪さなど、色々と惜しい作品。
物語の展開や戦場描写が圧倒的な完成度だった1期のゴブリンスレイヤーの続き。
1期に比べると、どうしてももう少しという感じがするが、それでも地力の強さというべきか安定した面白さはあると思う。
1期の時にも思ったけど、並行の物語(実は世界を救ってたとか)や細かい設定(剣の乙女のゴブリン恐怖症の程度や、血液ピュアリファイとか)が少ない気がするので、その辺をもっと描写してくれたらうれしかった。
3期(相当)があるなら、イヤーワンを是非。
女の子がスポーツクライミングで頑張るアニメ。テレ朝の再放送で視聴。
途中にあった副キャプテンが低身長のためスタートできないのは、2024年のオリンピックでも実際にあったので、現実でも起き得ることなんだなぁと、後追いながら思った。
誤解を恐れずに言うと、スポーツクライミング版の咲(麻雀の)。ただし巨乳ではなく、筋肉質な体。
割と駆け足な物語+登場人物が多数+個人競技(=対戦シーンが無い)のためか、全体的に薄味な感じがした。
のぼる小寺さんのアニメ化……は、今時点だともう無いだろうなぁ。
生存競争ーーーー!!! きっと何物にもなれないお前らに告げる!!(1話終盤から。言いたかっただけ)
よくある設定だけれど、異世界転生+追放+ダークヒーロー寄りの主人公と複数の要素を重ねることで、量産型の作品とは異なる特徴を出せてると思う。
締めるところは2D作画で、作画コストが高くなりそうな時は3DCGを使って、上手い具合に2Dと3Dを利用している印象。
そのおかげか、量産型の作品だと後半に作画が酷いことになることが多いが、この作品では及第点の作画品質で終わったと思う。(やはり後半で、多少品質は下がった感じはあるが)
主役側で「俺何かしちゃいました」的な話もなく、無自覚モテハーレム展開でもなく、主人公や周辺キャラも意思のあるキャラに感じたので、全体的に好印象。あとオープニングが、デスメタル系のシャウトっぽい声の曲だったのも、個人的には得点が高い。
惜しむらくは、ハウリングが入ったようなセリフが2回ほどあったのと、集団掃討戦がラストバトルのため、「ボスを倒した!完」みたいなスッキリ感が無く終わる点ぐらいか。2期が待ち遠しい作品。
千本妖狐になってどうなるか!? で、主人公が千夜とその仲間もガラリと変わって続く2期。
1期でも思ったのだけれど、2期の最終目標の明示が掴みづらく(たまは迅火の解放だろうけど)、物語の展開が何というかゲームのおつかいシナリオみたいに思えた。
五人組は、もっと神話的存在かと思ってたら、2期になると急に俗物感が…。あと、もうちょっと灼岩に出番をば…。
また終わり方も、中ボス・中盤の山場が終わり次の戦いへ続く、という感じでどうにも消化不良に感じた。
作画や演出も良質で、主人公が変わるため愛着がリセットされるが、これも見方を変えれば2期単体で楽しめる構成になっていて、全体としては悪くないと思う。
・追記
11話で2期終了と思ったら、2クール放送だった模様。
前半はヒナタ+仲間との戦いで、後半は開国祭。個人的にはダンジョンで遊ぶ話ぐらいまでやってよかった気が。
概ね原作通りなのだろうけれど、1期の数話毎に山場のある展開、2期の成長と復讐と復活の物語に比べると、どうしても盛り上がりに欠け、冗長に感じる。
なろう原作的にはまだ半分くらいなので、6期で完結と想定して、1期が2018年が2期が2021年で3期が2024なので、6期は2033年かな?
原作は部分的に既読。
一応おっぱい枠の15分アニメ。キャラのほとんどが太ましいので、ポチャ好きか否かで、評価が大きく異なると思う。
原作でもそうなのだけれど、沢山の登場人物で話が進むので、どうしても1キャラあたりの愛着が薄れる感がある。
おっぱいは出るのだけれど、多くの状況が痩せるためのエステとかで、且つ本人たちも恥ずかしがらない傾向なので、あまりエロさを感じないかも。
原作未読。
作画もストーリーも良いのだけれど、タイトルや序盤から水戸黄門のような作品(世直し系)と期待してたら、ありがちなバトル物の展開になったのが残念。
また全体的に中途半端な状態(敵は封印や負傷で終了、資料奪取やカタワラ化、野禅とくずのは周りの設定など)な印象のためか、作品に没入しずらかった。
あと灼岩や氷乃は、何というかもうちょっと大事にしてほしかった。2クール目以降で、メインキャラ側で復帰や上記の半端な状態の解消を期待。
刃牙やケンガンアシュラや終末のワルキューレのようなトーナメントものの始祖的な作品の、30年近く前に放送された1期・2期の続きの3期。
1期2期をリメイクして欲しい気持ちもあるけれど、数多の良作が放映される中では仕方ない判断ではあるとも思う。
(旧アニメを編集して、キン肉マン改みたいなのでも良いとは思ったけれど。キン肉マン2世の続きでもええんやで)
物語は完璧超人VS一部の正義超人と応援の悪魔超人の試合。
超能力(BHとか)的なのはあるが光線的なものはなく、基本的にはプロレスでの戦い。
前述のように続きなので、漫画含め1期2期相当の物語を知っているかどうかで、面白さが大きく変わると思う。
自分はほとんど読んでない&見てないため、良くも悪くも無難なトーナメントもの+αぐらいの面白さだった。
魔法少女と悪役が主役だが、バトルは一切なく、ただほぼ健全にイチャイチャするだけの15分アニメ。なお、魔法少女側には穀潰しの使い魔付き。
世界の背景や設定とかはありそうだけれど、それの開示はほとんど無く終了。
魔法少女やバトル、設定考察などを期待してる人には物足りないだろうけれど、恋愛ものとしては十分に楽しめると思う。
ただ魔法少女のキャラが、世間知らずというか、都合のいい美少女キャラ感が強い点に気になる人が居るかも。
設定自体はありがちな異世界転生物であるけれど、量産型作品の筋から微妙に外しているためか、面白く観れた作品。
ありがちな転生チートは貰えず(ただし広義の生まれチートはある)、主人公LOVEのハーレム傾向はあるけれど、一応は各キャラがそれぞれの考えの元に動いているように思えた。
1期は急ぎ目な展開に思えたが、2期は他転生作品に比べ丁寧にじっくり描いているのが好印象。(その分、18話くらいに圧縮して、もう一つくらい展開あっても良い感じもした)
悪くはないのだけれど、上位の作品かというとそうではない作品。
作画やアクション(特に前半)は非常に良く、異世界転生とかの量産アニメとは一線を画すと思うのだけれど、ストーリーが良くも悪くもハリウッド寄りの王道で、評価されても中の上までという感じ。
何というか物語のためにキャラが動いているという感じがした。組織が軽んじられたタイミングで別の判断が可能だったろうとか、それだけ技術が発展してるのなら別の解決も出来ただろと思ってしまう。
個人的には、エマとヘアスタイルに凝る敵役がよかった。