サービス開始日: 2024-04-11 (255日目)
動画配信科のvTuber属の作品。同属の絆のアリルがラブライブ種だとして、こちらはの日常物種。
一応はリアル世界の話はあるけど、姿はvTuberアバターがそのままで、認知していない人間は量産型アバター? で描かれている。
作品のタイトル通り、主人公vTuberが配信を切り忘れて酔いどれ配信をした結果、売れるようになったという話。
難しいことを考えず、気軽に、演者たちの漫才やコントみたいな感覚で楽しむのが良いと思う。
スパイファミリーを輩出したジャンプ+の作品の雄の一つ。当然、作画も音楽も気合を入れて作られている。
ストーリーとしては広義のウルトラマン系。ただし、主人公が取り込むのは小さな怪獣で、その能力隠しながら何とか防衛隊隊員を目指す。
伏線とか複雑な感情を揺るがすストーリーとかではなく、格好いいアクションや小規模の対戦物でスッキリしたいって人にピッタリな作品だと思う。
正直、幼年~青年ぐらいの主人公が、無能な大人を与えられた力で無双する、みたいな作品が最近は多かった。
なので、ちゃんとした大人(処罰などが若干甘い感もあるが)が本人の努力した能力を活かす描写があるというだけで、大分評価が高い。
最近多い、youtuberを題材にした作品。同期では「ぶいでん」とか次クールでは「魔王2099」とか。まさきや炎上寄りの動画配信者を許容できるかが、作品を楽しめるかどうかの境界線になりそう。
他の類系作品ではメインの題材があり、その副菜として動画配信が小道具としてなってることが多いが、真夜中ぱんチでは動画配信がちゃんと主体になってるのが好印象。
折角のヴァンパイア設定をもっと出せって感想もあるが、それやったら動画配信の設定がメインにならないから、わざわざ2話Aパートを全部使ってヴァンパイア設定をNGにしたんだと思う。
基本的に単話で完結し、全体の話も1クールでほぼまとまってるのも、異世界転生系のアニメ化で多い戦いがまだまだ続く展開で終了にならなかったのも良い。
マザーの姿は公開されていないし、登録者100万人は未達だし、期間も実は残ってましたーエンドだったので、続きをOVAとかでやってくれると嬉しい。(映画で扱うには、登録者&期間が軽すぎる感があるので)
恥の多い生涯を送って、異世界に来ました。
太宰治然とした主人公(ただし作品内で先生や作家と呼ばれ、名前で呼ばれることは無い)がトラックに轢かれて異世界転生する作品。
主人公は自殺願望が強く、常に死にたいと言っているが、結果として死ねず、むしろ転生ボーナスとして他の異世界転生能力者を元の世界に戻す能力を持つ。
構成自体はありがちな異世界転生モノ(中世ファンタジーやハーレムなど)だが、物語はそのアンチテーゼ的な内容となっており、異世界転生モノに飽きた人に面白く観れると思う。
惜しむらくは、太宰治を知っているか否かで面白さが大きく変わるので、海外の人や文学に弱い人とかには訴求力が低いことか。
演劇から始まった作品群の、アニメ担当。アメコミヒーロー見たく、原作知識をそれなりに要求されるっぽい。
最初に事件から始まるけど、推理物やサスペンスと思ってはいけない。多分、育児と仕事の両立に頑張る格好いい男を愛でるジャンルだと思う。(CGDCTの逆版?)
ただ、貴族側の登場人物が全員無能すぎないか? と思った。
事件の解決を依頼され、その結果が
「拠点の2つを燃やされる」
「幹部が2人死亡」
「最高幹部や子息が誘拐される」
「最優先保護対象の暗殺実行に成功(殺すことに失敗)」
と、この未来(13話に続きの夢があるけど、演劇にもある)でどうすれば今の立場が維持出来るのか想像が不可能なくらいに大失敗の連続。
正直、推理物やサスペンスの要素をもうちょっと頑張ってくれたら、もう少し評価が上がったと思う。
インディーゲーム原作の、稲作を題材にしたアニメ。原作自体は知ってるけど未プレイ。
ゲーム原作だとよく無理な繋げ方や急展開がありがちだが、そういったのがほとんど無かったのが好印象。
稲作や古代日本が舞台のファンタジーの若干ゆっくりな作品で相性はあると思うけど、合う人には面白い良作だと思う。
ただ少し気になった点としては、最後の敵のやられ方が良く分からなかった。半分が体内で暴れた? のだと思うのだけれど、それならそれでもう少し描写が欲しかった。
また、もし半分だったとしても、どうせなら1つに合体させて完全体で超必殺技、みたいな方が絵的にもよいだろうになー、とも思った。
複数の高校の女学生が集まって、チアで応援がテーマの作品。何を期待するかによって、評価が大きく変わりそう。
主人公は中学時代にチア日本一で、高校1年でレギュラーになったけど、大ジャンプ技のミスがトラウマで飛べなくなる。
一応、トラウマの克服自体は扱われるけど、その解決は登場人物を応援するという話がメインの、サブ話題として扱われる感じ。大会/協議周りは、練習風景を除けば最後の最後に結果の絵がちょろっと出るくらい。
なので、もしスポ根的な作品を期待しているとしたら、おそらく期待外れになって評価が低くなると思う。自分の場合がこれだったので、若干(自己都合だけれど)期待外れ感があった。
その分、応援を題材にした物語は丁寧に描いているので、話をメインとした作品と見たら良評価になりそうな気がする。
ただ、閉店の所が軽すぎない? と、SNS炎上の謝罪周りが逆に重すぎない? という感じで、各話テーマのバランスの悪さが若干気になった。
個人的には、脳内ミニ涼葉がとても好みだったので、もっと出しても良かったのよ。
16話で解体費用を莉々歌に押し付けてるけど、これ絶対(何かの法律を)破ってるよね。
可能性があるとしたら、実は共同経営だったか、連帯保証人ぐらいかな?
ただ共同経営契約でも、裁判したら実質的に雇用関係と判定されて無効になるだろうし、連帯保証だったとしても莉々歌は19歳で未成年だからそれこそ法律違反のはず。
なのに、それら検討が一切なく解体費用持ちを受け入れ、19歳に(僅か1月程度使用した物件が半額なのは得かもしれないけど)650万貸して完全に借金にするとか、何してんだ東大生(休学中)。
あと連帯保証人になるのは絶対に止めましょう。僕との約束だ。
良くも悪くもいっぱいがおっぱいなアニメですね。はい。良いと思います。
・追記
介護を義妹に任せっきりで、私はかわいそうですとか、不治の病が実は誤診で本当は治りますみたいな展開はどうかと思う。(17話)
パリィ(相手の攻撃をはじく技)を始め初歩スキルしか使えない主人公の控えめな英雄譚。原作未読で漫画抜粋既読。
一応気になった点を言えば、ノールが特異な成長した理由に、説得力のある内容がもう少し欲しかった。(少なくとも1クール内では「超頑張った」以外無いはず)
所謂勘違い系なろう作品ではあるが、上位能力があって「俺何かしちゃったんですか」とか、(好感を持つ女性キャラは居るには居るが)無節操なハーレム系やエロを売りにしてないのが良い。
終始、謙遜と勘違いとパリィで話が進むので、そういう意味では退屈だが、まぁワンパンマンとか水戸黄門の一種で、飽きる人は飽きるだろうが、まぁ仕方ないと思う。
また俺たたエンドではなく、剣や第3国の話などの伏線は残るが、大筋の話は畳んで終わったのも好感度が高い。
個人的には、主人公のノールの訓練所の話がおとぎ話のように残っているのであれば、
・第1話冒頭:女性(顔は不明)「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
・最終回Cパート:リーン「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
リーン「そして、ドラゴンを倒し、街を、国を救った人が居るのよ」「それこそウッソだー……本当?」「フフフ」
みたいな始め方/終わり方だと気持ちよかったなぁと思った。