様々な動物の姿をまとう獣人が住まう世界に、
ラブラック=ベルは唯一の"人間"として生まれた。
牙も毛皮も鱗もない彼女は"のっぺらぼう"と呼ばれ、
どこにも自分と同じ種族を見つけることができずに、もの寂しさを感じながら日々を過ごしていた。
「私も、世界と交じり合いたい──」
そんな想いに胸を焦がし、身の丈ほどの大剣<唸る剣(ルンディング)>と共に、
自分のルーツを探す旅に出ることを決意する。
その代償として、数々の試練が待ち受けるとも知らずに
鬼才・冲方丁の源流にして、映像化不可能といわれた傑作小説が、
日本を代表するクリエイター陣と共に、満を持して待望のアニメ化!