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全体
普通
映像
良い
キャラクター
普通
ストーリー
良くない
音楽
良い

軽く、そして、つまらない。映像は心地よく流れているし、音楽も軽快だ。しかし、その軽さゆえに何のひっかかりもなく、物語が進んでしまっている。本来であれば物語が沈むべき局面、主人公と母親の対立やかぐやとの別れの辛さにおいても十分に沈みきらない。そのため、盛り上がりで上がるべき瞬間にも、感情が乗り切らない。もっとも、この作品がそうした起伏を作ること自体を主眼としていないのも理解できる。重さを積み重ねて感情を駆動するのではなく、最終的にどのような結末を選び取るのか、その主体性に重きを置いているのだろう。そう考えると、中間の起伏が強く要請されているわけではないという構図も見えてくる。しかしその一方で、その軽さゆえに中盤の積み上げが弱く、結果として結末のハッピーエンドも十分に際立っていない。途中の敗北や葛藤が深く刻まれてこそ結末は輝くはずだが、本作ではその落差がやや不足しているように感じられた。加えて、八千年生きてきたという設定自体もSFとして新しいわけではないうえ、かぐや姫の時代を通過しているにもかかわらず、それが物語内部で有機的に接続されていない。かぐやが過去に行くのであれば、「あのかぐや姫もこのかぐやなのではないか」と想像させる構図である以上、そこが物語と関係なく処理されているのはやや拍子抜けで、設定に対する納得感が弱い。ただ、作中で明言はされていないものの、月世界とVR空間の類似が八千代の出自(実は月人である可能性)に由来すると読めなくもない。そうした点はSFとして面白みがある部分だとは思う。絵や演出、音楽といった要素を個別に見れば優れた作品であり、映画としての完成度も高いようには思える。しかし、ストーリーを重視する自分の見方とはやや相性が悪かった、というのが正直なところだ。



まずはタチコマたちが生きていて良かったと思った。やっぱりめちゃくちゃ可愛い。しかしまた最終的に死んでしまった。ぐぬぬ。とても悲しいけれど、それがタチコマたちの選択であるならば受け入れるしかない(前作のことを考えるとまた復活しそうだけど)。公安九課のメンバーでタチコマ以外だとバトーが結構好きな方だが、「素子!」と叫ぶシーンだけは精神年齢が下がっているようで嫌な部分がある。人間味を見せる良さもあると思うが、バトーにはかっこいい男でいてほしい。
電脳世界の描写は前作より進化していた。前作では電脳空間での謎のレスバぐらいしかなかったが、今回はきちんと電脳空間での通信やハッキングが描かれている。タチコマたちの会議も可愛い。
メインである「個別の11人事件」について。まず英雄を演出する影のフィクサーである合田一人の格が高い。前作までの四課の敵は単なる個別の作戦レベルに留まっている印象を受けたのだが、合田一人は国家戦略のレベルにまで関わっていて、物語のスケールが大きくなっている。出島の独立国家化、米軍による核の使用といった国家の次元までを操り、個人の次元では亡命によって自らの生命を保障する。そうした格の高い敵をねじ伏せる爽快感はありつつも、クゼは討たれるという絶妙な苦さを残した終わり方も良い。最高の作品だった。



押井監督の作品ではあまり分からなかった草薙素子の凄さが徐々に分かっていった作品だった。特に作品後半では緊急事態の対応の巧みさ、義体使いの優秀さが表現されている。作品としては一度きりの大技だろうが、遠隔操作の義体が殺されるのは緊張感があって良い。トグサだけが残されてどうなるのかと思ったら、みんなちゃんと生きてたのね。良かった。ただ可愛いタチコマちゃんたちが……。タチコマたちはかなり好きだったので、バトーを助けるために犠牲になったシーンは泣きそうになってしまった。タチコマたちがフューチャーされる回も良かったが、本作で言及するべきなのは、笑い男事件だろう。誰が引き起こしたのか、どこまでが単一の事件なのか、さまざまな説がネットの海に渦巻く謎の事件。それが徐々に明かされる面白さもあるし、笑い男たるアオイすらも利用されたという構成の意外性があった。正義感に燃えるアオイのまっすぐさに心打たれる一方で、素子との会話でたどり着く答えが好奇心なのは少し単純すぎる気もする(お前はそれだけの本に囲まれているのに、何を読んできたのだ!)。SF的な設定は今となっては見慣れたものも多いけれど、光学迷彩などのカッコ良さは全く古びていない。ただ、電脳空間上にある謎の法廷でレスバするシーンは少ししょぼいようにも感じられたけど。先述したように少し引っかかる点はあるものの、サイバーパンクSFとしての完成度は非常に高い作品だと感じた。



押井監督の作品ではあまり分からなかった草薙素子の凄さが徐々に分かっていった作品だった。特に作品後半では緊急事態の対応の巧みさ、義体使いの優秀さが表現されている。作品としては一度きりの大技だろうが、遠隔操作の義体が殺されるのは緊張感があって良い。トグサだけが残されてどうなるのかと思ったら、みんなちゃんと生きてたのね。良かった。ただ可愛いタチコマちゃんたちが……。タチコマたちはかなり好きだったので、バトーを助けるために犠牲になったシーンは泣きそうになってしまった。タチコマたちがフューチャーされる回も良かったが、本作で言及するべきなのは、笑い男事件だろう。誰が引き起こしたのか、どこまでが単一の事件なのか、さまざまな説がネットの海に渦巻く謎の事件。それが徐々に明かされる面白さもあるし、笑い男たるアオイすらも利用されたという構成の意外性があった。正義感に燃えるアオイのまっすぐさに心打たれる一方で、素子との会話でたどり着く答えが好奇心なのは少し単純すぎる気もする(お前はそれだけの本に囲まれているのに、何を読んできたのだ!)。SF的な設定は今となっては見慣れたものも多いけれど、光学迷彩などのカッコ良さは全く古びていない。ただ、電脳空間上にある謎の法廷でレスバするシーンは少ししょぼいようにも感じられたけど。先述したように少し引っかかる点はあるものの、サイバーパンクSFとしての完成度は非常に高い作品だと感じた。



6人(2人×3セット)がなぜ逮捕されたのか、それぞれがどのような関係なのかを簡潔に提示する手際が見事だし、それぞれが抱える問題が鉄道内で生じる問題ともリンクしているのも上手い。レトロ感と未来感が共存した独特の雰囲気も良いし、高校生同士のような軽い会話が物語のテンポ感をよくしている。短いながらによく練られた作品だった。



ミルキーサブウェイが面白かったので、視聴した。本編の前日譚となる逮捕劇が描かれている。若干レトロな雰囲気がある未来感がとても良い。









































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